2017年01月21日

鳥インフルエンザ 県内初の高病原性 びわ湖水鳥観察会を中止 /滋賀【毎日新聞2017年1月21日】

 環境省と県は20日、草津市の民家の庭で見つかったオオバンの死骸から、遺伝子検査により高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたと発表した。県内の鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは初めて。環境省は来週半ばに草津市に野鳥緊急調査チームを派遣し、監視を強化する。【北出昭】

 今月3日、草津市の住民が自宅の庭でオオバン1羽が死んでいると市を通じて届けた。県の簡易検査では陰性だったが、国立環境研究所の検査で陽性反応が出たため、鳥取大でウイルス確定検査を実施した。環境省によると、死亡野鳥や糞(ふん)などから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは今冬、18道府県で176件目。

 県内では琵琶湖がラムサール条約登録湿地に登録された1993年度から毎年、「世界湿地の日」(2月2日)前後に「びわ湖一斉水鳥観察会」が実施されてきた。今年も草津や大津など5市で予定されていたが、今回の検出で中止になった。県は野鳥の死骸を見つけても素手で触らず、鳥の糞に触れた場合は手洗いとうがいをするよう呼び掛けている。

 昨年2月1日時点で、県内で鶏やアヒルなどの家きん類を100羽以上飼育している農家は52農場(計約47万6000羽)、100羽未満の小規模飼養者(小中学校などを含む)は242戸(計約3100羽)あり、県は消毒剤を提供して警戒を呼び掛けている。
http://mainichi.jp/articles/20170121/ddl/k25/040/463000c

滋賀 死骸触らず連絡を 滋賀初の鳥インフル確定【中日新聞2017年1月21日】琵琶湖の湖面に浮かぶオオバン。県内で冬季に見られる水鳥の半数近くを占める=18日、大津市打出浜で

 草津市内で死骸で見つかった野鳥のオオバンが二十日、毒性の強いH5N6亜型の高病原性鳥インフルエンザと確定した。県内で鳥インフルエンザが確定したのは初めて。県の発表や国の情報を基に、注意点などをQ&Aで紹介する。

 −鳥インフルエンザはどんな病気?

 鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて「鳥インフルエンザウイルス」と呼ぶ。このうち「高病原性鳥インフルエンザ」はニワトリなどの家禽(かきん)が感染したら、その多くが死んでしまうよ。

 −人にはうつらないのかな?

 人間への感染は国内で確認されていない。海外でも、たくさんの鳥が感染した農場で作業していた人が感染したぐらいだそうだ。感染した鳥と濃密な接触をしなければまず感染の心配はない。鶏肉や鶏卵を食べて感染することもない。

 −今回はどこで見つかったの?

 草津市内の民家の庭だ。県は「湖岸から五キロの住宅街」とまで公表しているが、詳細は発表していない。「気になった人が近くを出入りして、ウイルスを媒介しないように」と説明しているんだ。

 −県の対応は?

 遺伝子検査で陽性反応が出た十日から、発見現場から十キロ圏内で鳥が大量に死んでいるなどの感染が疑われる事例がないか調べている。十キロ圏は「野鳥監視重点区域」と言って、草津市の全域と野洲、守山、大津、栗東、湖南市の一部が含まれている。今のところ異常は見つかってないそうだ。県は農家に消毒剤を配っている。

 −県内ではどれぐらいの鳥が飼育されているの?

 県のまとめでは、百羽以上の農家が五十二カ所の計四十七万六千羽、百羽以下の小規模施設が二百四十二カ所の計三千百羽、学校などが二十一校・園の計五十四羽だよ。発見現場の三キロ圏内には大規模農場はないけれど、農場で感染すると殺処分しなければいけないから、農家は感染対策に慎重を期している。

 −県民が気を付けることは?

 死んだ野鳥を見つけたら触らず、市町や近くの県森林整備事務所に連絡を。回収や消毒をしてくれる。鳥のふんなどに触れた時の手洗い、うがいの徹底も大事だ。それでも、県内で今シーズン見つかった野鳥の死骸は八十九羽で、感染が確定したのは一羽だけ。過度に心配する必要はないんだ。

◆水鳥観察会を中止

 県内で初めて高病原性鳥インフルエンザの感染が確定したことを受け、県や琵琶湖沿岸市でつくる「琵琶湖ラムサール条約連絡協議会」は二十日、県内で予定していた水鳥観察会の中止を決めた。

 大津、東近江、近江八幡、草津、守山の五市で一月下旬〜二月上旬に開かれる予定だった。野鳥のふんなどを人が踏んでウイルスを媒介し、感染の広がりが懸念されるため。

 草津市は同日、危機管理対策本部会議(本部長・善利健次副市長)を開催。飼育数が百羽未満の小規模農家二十六戸に、二十三日から順次、消毒薬を配布することを決めた。

 (角雄記、鈴木啓紀)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170121/CK2017012102000011.html

http://archive.is/jLxIi
http://megalodon.jp/2017-0121-1145-04/www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170121/CK2017012102000011.html
鳥インフル 滋賀の野鳥から高病原性ウイルス検出【毎日新聞2017年1月20日】(オオバン)

posted by BNJ at 21:53 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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