2017年02月10日

南極から先生の思い【読売新聞2017年2月10日】(ペンギン)

 ◇青翔中・高の生田教諭が授業

 南極の昭和基地に滞在している県立青翔中・高(御所市)の生田依子教諭(40)が、衛星回線を通じた生中継で教え子たちに実験成果を報告する「南極授業」が9日、同校で行われた。中学3年と高校1年の約50人に、生田教諭は「これはという専門を極めれば、南極に来られる」と呼びかけた。(西田大智)

 ◇「負けないもの極めて」

 理科担当の生田教諭は、国立極地研究所(東京都立川市)の派遣教員に選ばれ、昨年11月末から第58次観測隊に同行。土壌の微生物が有機物を分解する時に電気を作り出す「微生物発電」について実験している。3月末に帰国する予定。

 授業は同研究所の協力で実現。教室のスクリーンに生田教諭が映されると歓声が上がった。生田教諭は、通信室、食堂、風呂場などを備える昭和基地には約70棟あり、野菜も栽培していると紹介。発電や暖房用の石油燃料の使用量は、60年前の第1次隊より15倍に増えたといい、「自然エネルギーの活用や省エネが期待されている」と話した。

 微生物発電について共同研究している中高の生徒6人も発表。太陽光や風力も発電に活用しているが、冬は太陽が昇らない極夜きょくやとなり、風がない時もあって、「安定した再生可能エネルギーが開発できれば、昭和基地の電力事情も改善できる」とし、微生物発電が有用だとした。

 さらに生田教諭は、現地で採取した微生物を使った実験結果を報告。基地内の汚水処理場の汚泥やペンギン営巣地で、よく発電していることがわかり、成果を学会に発表するという。

 共同研究する高校1年、広末茉桜まおさん(16)は「南極は気温が低いので発電が少ないと思っていたが、予想以上に多い」と驚いた。高校1年の吉田雄斗さん(16)も「南極と日本の土壌や、微生物の量の違いをよく比較し、今後の実験につなげたい」と意欲を見せた。

 生田教諭は「昭和基地の研究者やエンジニアは、得意なことを生かし、必要な仕事の責任者として来ている。皆さんも自分の好きなこと、これだけは負けないものを極めて、南極に来てください」と結んだ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20170209-OYTNT50262.html

南極観測隊 同行の生田教諭、昭和基地ライブ授業 青翔中高生、白一色の映像に歓声 御所 /奈良【毎日新聞2017年2月15日】
 第58次南極観測隊に同行している県立青翔中学・高校の生田依子教諭(40)が9日、衛星回線で昭和基地と同校の会議室を結び、生徒に「南極授業」を行った。基地から見える白一色の景色の映像に生徒ら約50人から歓声が上がった。

 生田教諭は生物を担当。土壌の微生物が発電する仕組みを利用した再生可能エネルギーの研究を指導しており、南極での実験結果を披露した。

 基地の汚水処理場の泥やペンギン営巣地などの土壌から発電できたことを装置や写真を使って示し「土に生物活動があるかどうかが鍵になると分かった。続きはみんなが研究者になってぜひやってほしい」と語った。

 生田教諭と研究を行う生徒のグループも、校内の土で実験が成功したことを報告。中学3年の尾上尚吾さん(15)は「僕たちの研究が南極の実験の成果に結びついてうれしい」と話した。

 この日の昭和基地は秒速20メートルほどの強風が吹き、授業は屋内で実施。観測隊員らが撮影や通信などをサポートした。生田教諭は「久しぶりに生徒たちの姿を見て、成長ぶりに涙が出そうになった。挑戦すれば世界が広がることを生徒たちも実感したと思う」と話した。

 観測隊への教員派遣は2009年から行われ、今回は生田教諭と宮城教育大付属中の教諭が参加している。3月下旬の帰国が予定されている。
http://mainichi.jp/articles/20170214/ddl/k29/100/620000c

http://archive.is/juQCS
http://archive.is/KXLYy
昭和基地 南極開設60年 極地研で記念イベント【毎日新聞2017年1月29日】(ペンギン)

posted by BNJ at 11:37 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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