2017年02月22日

ふるさとネイチャーらんど 越冬する水鳥集う苫小牧川【苫小牧民報2017年2月20日】

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苫小牧川へ出掛けてみよう

 苫小牧川は、苫小牧市の中心部を樽前山麓から太平洋に向かって流れる河川で、上流部には湿地や草原などが広がり自然観察にとても適しています。上流部付近へは自家用車でも行けますが、駐車場が無いので、バス(道南バス)で出掛け、「山手一丁目」で下車するとよいでしょう。また、上流に沿う道路は王子製紙の水源に向かう道路なので一般車両の通行は許可(施錠されています)が必要です。

凍らぬ水面求め水鳥飛来

 凍ることの無い水面を求めて越冬するオオハクチョウやカモの仲間などが多数集まります。苫小牧川はウトナイ湖と違い、水面にいる水鳥までの距離が近いため、オオハクチョウやカモの仲間が水草を食べる様子やホオジロガモなどの求愛を近くから観察できます。

潜水できないオオハクチョウ

 水鳥は潜水できる種類とできない種類に分けることができ、ハクチョウやガン、淡水に生息するカモの仲間のほとんどは潜水できません。
 そのため潜水しなくても食べることのできる水深の浅い所に生えている水草を食べ物にすることがほとんどです。首を精いっぱい伸ばして逆立ちしている姿を見ることがありますが、これはより深い所の水草を食べるためです。
 ハクチョウの首がすらりと長いのは、できるだけ深い所の水草を食べるためだと考えられています。

くちばしのギザギザ

 手や腕を翼に変えてしまった鳥類は、くちばしを使って食べ物を探して食べなければならないため、食べ物のある場所や種類によってくちばしの構造が違っています。
 ハクチョウやガン、カモの仲間は主に水草を食べているため、水草を引きちぎりやすいように幅が広くて縁にくしのようなギザギザの付いたくちばしを持っています。

ユニークな求愛

 ホオジロガモは越冬のため10月ごろに飛来する冬鳥です。
 越冬するカモたちは、繁殖地が暖かくなると北へ帰り子育てを行いますが、つがいは越冬地でつくられます。そのため越冬するカモたちの恋の季節は1月ごろに始まり、2月になると雌に一生懸命求愛する雄をよく見掛けるようになります。
 ホオジロガモの求愛行動は「ヘッドスローディスプレー」と呼ばれるユニークなものです。この求愛行動は、雌の周りに集まった雄が雌に近づくと頭を前に突き出したり、背中に素早く頭部を乗せては戻すことを繰り返すもので、求愛行動が絶頂に達すると、繰り返す速度が速くなり、口を頻繁に開けたりします。

開き始めたエゾノバッコヤナギの芽

 エゾノバッコヤナギは平地から山地にかけて見られるヤナギの仲間で、成長すると15メートルほどの高さになります。冬芽は1月下旬ごろから開いて銀色の毛が姿を見せますが、雄花も雌花も開花するのは4月から5月ごろにかけてです。
http://www.tomamin.co.jp/feature/view?id=47863

http://archive.is/4urZV

posted by BNJ at 22:14 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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