2016年12月29日

【神奈川】鳥インフル対策 市内の動物園、水族館 酉 来年の干支だったのに…催しや展示中止相次ぐ【東京新聞2016年12月29日】

モルモットやニワトリの羽子板と一緒に撮影する野毛山動物園の企画=西区で

 全国で確認が相次ぐ鳥インフルエンザを受け、横浜市の動物園や水族館が鳥関係の催しや展示を中止している。2017年の干支(えと)は酉(とり)だっただけに、関係者は「新年を盛り上げる目玉イベントだったのに」と肩を落とす。展示などの再開は未定という。 (志村彰太、加藤豊大)
 二十七日の野毛山動物園(西区)。動物と触れ合える「なかよし広場」は、ニワトリの区画がからっぽになっていた。五十羽を獣舎に移動させたという。東京都東大和市から両親と来園した晝間(ひるま)優太君(7つ)は「ニワトリがいなくて残念。早く戻ってきてくれたらうれしい」と話した。
 横浜市は鳥インフルが水戸市で発生したのを受け、今月七日に市内の動物園で鳥類と触れ合える企画を一斉に中止した。鳥インフルは人には直接は感染しないとされる。催しを中止するのは、来園者の靴底や衣服に付着したウイルスが展示する鳥類に感染するのを防ぐためだ。
 野毛山動物園ではほかに、ニワトリを抱いて年賀状用の写真が撮影できるコーナーを設けていたが、ニワトリの代わりに、モルモットや、職員が手作りしたニワトリの羽子板と一緒に撮影するように変更した。
 よこはま動物園ズーラシア(旭区)では、鳥の展示スペースを通り抜けられる「バードケージ」を封鎖。フクロウやインコが目の前で飛ぶ「バードショー」を取りやめている。来年一月二、三日に予定していたペンギンとコウノトリへの餌やりイベントも、代わりにオカピやゾウにした。
 金沢動物園(金沢区)では、けがで保護されたフクロウについて、客の目の前で治療方法などを解説する「なるほどアニマルホスピタル」を中止。ニワトリとミニブタを抱ける子ども向けイベント「コケコケぶーぶー」を、ミニブタとヤギ、ヒツジと触れ合う「メェメェぶーぶー」に内容を変更した。一月二、三日の予定だったニワトリとの撮影イベントも取りやめた。
 横浜・八景島シーパラダイス(同区)でも、ケープペンギンやチリーフラミンゴの展示を中止している。
 再開の見込みについて、各施設とも「鳥インフルが終息しないと判断できない」とする。市動物園課の担当者は「動物園運営への影響は大きいが、安全のために仕方ない」とため息をつく。ある動物園の担当者は「せっかくの酉年にちなんだイベント。次にできるのは十二年後か」と話した。
 動物園三園は二十九〜一月一日休み。シーパラは休まず営業する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201612/CK2016122902000138.html

http://archive.is/uw0Xq

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