2017年03月14日

晴れ時々OFF 新装続く恐竜博物館【毎日新聞2017年3月14日】

大きな恐竜たちに囲まれると自分がちっぽけな存在に感じる=東京都台東区の国立科学博物館で
 <くらしナビ ライフスタイル>

 近年、発見が相次ぐ恐竜研究。その進歩に伴い全国の博物館でもリニューアルが続いている。子供も大人も楽しめるお勧めの博物館を紹介する。

 国内随一の規模を誇るのは福井県立恐竜博物館(勝山市)。ドーム型展示室にはアジアを中心に世界中から集められた全身骨格44体がある。

 美しい化石標本が飾られた通路を抜けると太古の世界へタイムスリップ。エビ反りになって死んだ姿で発見された貴重なカマラサウルスの全身骨格が現れる。階段を上ると全長7メートルのティラノサウルスロボットがお出迎え。巨体を振り回し、凶暴な目つきで雄たけびを上げる姿に泣き出す子も多い。

 ●全長15メートル実物化石

 一息ついたら全身骨格の数々を堪能しよう。ここは7体が実物化石だ。中でも全長15メートル、高さ5メートルのカマラサウルスは圧巻。中国四川省の中生代の恐竜たちを再現した実物大ジオラマやシアターもあり、“ジュラシックワールド”をどっぷり体感できる。フクイラプトルなど5種類の福井産恐竜も見逃せない。野外での化石発掘体験(今年は4月29日〜11月5日)も楽しい。

 国立科学博物館(東京都台東区)は2015年にリニューアルした。地球館地下1階はステゴサウルスなど全身骨格14体が並ぶ。珍しいのはしゃがんだ姿勢のティラノサウルス。短い手はこの姿勢から立つ時に使ったとの仮説を再現した。金・土曜は夜8時まで開館している。

 ●羽毛ティラノも


18日にお披露目される羽毛が生えたティラノサウルスロボット。鳥の発生過程の研究から、親子で羽毛の範囲を変えているところに注目したい=茨城県自然博物館提供
 最新研究の展示で注目されるのは18日にリニューアルする茨城県自然博物館(坂東市)だ。動くジオラマは、羽毛の生えたティラノサウルスの親子、新仮説に基づき前足の付き方が従来とは異なるトリケラトプスが登場。植物の花や多様な哺乳類も再現され、ファン必見の内容になりそう。

 北海道大学総合博物館(札幌市)は昨年夏に新装。常設展示の「古生物標本の世界」は第一人者、小林快次准教授が監修する。サハリンで発見されたニッポノサウルスの全身骨格が見どころだ。北九州市立いのちのたび博物館は1990年に米国で発見された「スー」として知られる世界最大のティラノサウルス化石の全身レプリカ(12・8メートル)が有名。植物食恐竜セイスモサウルスの全身骨格(35メートル)、史上最大の翼竜ケツァルコアトルスの標本も見逃せない。

 小さいが御船町恐竜博物館(熊本県御船町)もお勧めだ。白亜紀後期の恐竜化石産出量が日本一の御船町で見つかった6種類の恐竜の部分化石の他、全身骨格19体が並ぶ「恐竜進化大行進」では大きさ、姿勢、骨格の違いをじっくり観察できる。化石を岩石から取り出すクリーニングの様子や収蔵庫も見られる。

 1億6400万年間も繁栄した恐竜の魅力は大きさ、多様な形だろう。春休み、生命進化のロマンを感じに出かけてみてはいかが。【上東麻子】

 ◆お勧め博物館10選

施設名
 (1)北海道大学総合博物館

 (2)福島県いわき市石炭・化石館

 (3)茨城県自然博物館

 (4)群馬県立自然史博物館

 (5)国立科学博物館

 (6)神奈川県立生命の星・地球博物館

 (7)福井県立恐竜博物館

 (8)兵庫県立人と自然の博物館

 (9)北九州市立いのちのたび博物館

(10)熊本県御船町恐竜博物館
http://mainichi.jp/articles/20170314/ddm/013/100/016000c

http://archive.is/c1jbA

タグ:鳥類進化
posted by BNJ at 11:25 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: