2017年03月29日

地軸 集団の結束【愛媛新聞ONLINE2017年3月29日】

 夏鳥の代表選手であるツバメの松山への飛来を、気象台が先週確認した。一方でツグミなどの冬鳥が見られる地域も、まだあるようだ。ひとときの「共演」を楽しみたい▲
 かつて小欄で、鳥たちを当時の民主党に重ねた。党内対立が絶えない様子を、異なる季節が同居するようだと。旧維新の党との合流で民進党が誕生して1年が過ぎた。共同通信の世論調査では半年以上、支持率は1桁のまま▲
 党は、旧民主党政権の「負のイメージ」が低迷の原因と分析している。「失政」と声高に批判する安倍政権に引っ張られ過ぎではないか。国民は後ろばかり見てはいない。問題は、将来ビジョンを明確に示せぬ体質にある▲
 党幹部は多様な意見が存在するのは強みだと言うが、政策に結実してこそだ。執行部が目指した「原発ゼロ」目標時期の前倒しが、原発容認派の反発で霧消したのはつい先日のこと。不協和音が看板政策の足かせになるようでは、単に「ばらばら」なだけ▲
 ツグミは田畑や空き地などで地面を移動しながら餌を探すことが多い。日本での越冬中は分散しているが、シベリアなどに向けて羽ばたく際には大きな群れに。渡りという困難を乗り切るため結束するのだろう▲
 民進には政権との対決姿勢に加え、野党第1党として国民に選択肢を提供する責務がある。問われるのは、厳しい冬の時代に地に足を着けた努力を重ねたかどうか。飛躍の特効薬などありはしない。
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201703292903

http://archive.is/0cAGI

posted by BNJ at 11:38 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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