2017年04月12日

北海道)厄介者のカラスとどう共存【朝日新聞デジタル2017年4月12日】

カラスの生態を学ぶセミナーで、本物のカラスの巣に見入る参加者たち。左は市民に貸し出しているカラス対策型ステーションとネット=旭川市

 ごみをあさり、時には人を襲うこともあるカラス。旭川市で3月、カラスの生態を学び、共存の方法を考えるセミナーが開かれた。日本野鳥の会旭川支部長の柳田和美さんによると、カラスの被害は簡単な方法で防げるという。

 カラスにはくちばしの太いハシブトガラスと、くちばしが細いハシボソガラスがある。柳田さんによると両種は全くの別種で、交配することもない。ハシボソは「ガアガア」とだみ声で鳴き、地面で虫などのエサを食べながら歩く。ハシブトは「カアカア」と高い声で鳴くことが多く、上空からエサを目がけて急降下し、高いところに戻ってから食べる。おにぎりなどの食べ物を奪うのはたいていハシブトだという。

 ハシブトは気性が荒くて人を襲うことがあるが、柳田さんは必要以上に恐れなくてもいいという。「ハシブトの攻撃方法は背後から低空飛行し、頭を足でけって逃げる。くちばしで突いたり、足でわしづかみにしたりはしない。爪が当たって血が出ることはあるが、けがの多くは驚いて転んだり階段から落ちたりしてできる」。有効な対策は、傘を差したり、片手を高く上げたりすることだ。カラスは羽が傷つくのを嫌がるので、襲ってこなくなるという。

 ログイン前の続きハシブトは本来森の中で巣を作っており、街中で見られる日本は世界でも珍しい。人を襲うのは主にヒナを守るためで、ヒナがかえってから巣立ち後約10日までの6月下旬〜7月上旬には巣に近づかない方がいいという。

 厄介者扱いされるカラスだが、害虫を食べてくれるなど人間の役に立つ面もある。特にドブネズミのような害獣を捕れるのは、カラスの中でハシブトだけだという。

 旭川市では、市役所周辺をねぐらにするカラスが多い。近くのホテルが風よけになっているためとみられる。市はカラスに生ごみを食い荒らされるのを防ぐため、ごみの周りを囲う「カラス対策型ステーション」とネットを市民に貸し出している。ネットだけではくちばしがごみに届いてしまうため、ごみとネットの間にすき間をつくると効果的だという。市の担当者は「一番の対策はカラスの数を増やさないこと。ごみをカラスに荒らされない出し方を徹底してほしい」と呼びかけている。(渕沢貴子)
http://www.asahi.com/articles/ASK3T4PTSK3TIIPE00Y.html

http://archive.is/ImhIg

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