2017年04月12日

ヤンバルクイナ保護へ野犬駆除 国頭村申請、年度末まで【琉球新報2017年4月12日】

【国頭】国頭村内で野犬がヤンバルクイナやイノシシなどやんばるに生息する動物を補食していることを受け、村は2017年度の村内鳥獣保護区内での有害鳥獣の捕獲を国と県に申請した。7日までに申請が認められた。

 狩猟期間は4月から来年3月末まで。わなや銃を使った捕獲駆除が認められている有害鳥獣はノイヌやノネコ、ハシブトガラスなど。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-477269.html

ヤンバルクイナの野犬被害拡大か 確認数4年間で10分の1に減少 環境省調査【沖縄タイムスプラス2017年4月12日】
 【国頭】国頭村楚洲の県道70号のヤンバルクイナ事故防止重点区間で、ヤンバルクイナの確認数が4年間で約10分の1にまで減少していることが、環境省やんばる野生生物保護センターの調べで分かった。センターは2013年から毎月1回、職員が重点区間を歩いてヤンバルクイナの鳴き声を数えている。13年度は275羽、14年度は218羽、15年度は127羽、16年度は29羽と減少傾向にある。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92789

<社説>楚洲のクイナ激減 全県的な野犬対策必要だ【琉球新報2017年4月12日】
 野犬の徘徊(はいかい)によって、やんばるの貴重な生物が危機にひんしている。私たちの日常生活のマナーにも原因がある。希少生物を保護するため、抜本的な野犬対策を急がなければならない。

 国頭村楚洲で確認されたヤンバルクイナの数が、直近の4年間で約10分の1にまで激減していることが環境省やんばる野生生物保護センターの調査で分かった。専門家は野犬の徘徊が激減の原因とみている。
 楚洲ではヤンバルクイナやケナガネズミなどの希少生物が野犬にかみ殺される事例が確認されている。野犬の徘徊によって、やんばるの生態系が侵されているのだ。由々しき事態だと言わねばならない。
 楚洲と国頭村安田では近年、数十匹の野犬の群れが集落周辺を徘徊しており、地域住民は役場に対策を求めている。飼い犬が山中に捨てられ、野犬化した可能性が指摘されている。事実なら、犬を飼う側のマナーの欠如がやんばるの生態系を脅かしていることになる。
 調査は楚洲の県道70号に設定された「交通事故防止対策重点区間」で実施された。1年間に確認されたヤンバルクイナの鳴き声の合計が2013年度の275羽から16年度は29羽に減った。この区間はこれまで他の地域に比べ、6、7倍のクイナが確認されていた。
 北部全域のヤンバルクイナの推定個体数も、15年度の1720羽から16年度は1370羽に減った。野犬によるクイナ被害は楚洲以外にも広がる可能性がある。
 野犬徘徊の問題を放置することはできない。世界自然遺産登録に向けた国際自然保護連合(IUCN)の調査にも影響が出る恐れもある。貴重な生態系が保存されているか、IUCNは厳格に審査する。野犬によるクイナ被害が続けば、登録はままならない。
 国頭村内で対策を進めても、村外から犬を捨てに来る県民が減らないのでは解決にはならない。飼い主のマナー改善を促す広報活動を全県的に徹底してほしい。犬や猫の殺処分数は全国ワーストの水準にある。動物の命を大切にする観点からも是正しなければならない。
 財政的な対応も求められる。国頭村は単独の取り組みを実施するが、野犬徘徊の原因が村外にもある以上、国や県の強い財政支援も必要だ。やんばるの貴重な動物を守るための措置を考えたい。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-477116.html

http://archive.is/j7Ftp
http://archive.is/GkhMk
http://archive.is/fqnsf
国頭・楚洲でクイナ9割減 275→29羽 野犬増加が原因か【琉球新報2017年4月11日】(既報関連ソースあり)

posted by BNJ at 21:57 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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