2017年04月29日

120年前の1897年4月、東京・八王子で大火が起きた…【西日本新聞2017年4月29日】(伝書鳩)

 120年前の1897年4月、東京・八王子で大火が起きた。約3千戸が焼失、42人が亡くなった。被害をいち早く報じるために活躍したのが伝書バトだった

▼「伝書鳩(ばと) もうひとつのIT」(黒岩比佐子著)によると、東京朝日新聞の記者が3羽のハトを使って現地から記事を送った。翌日の朝刊には八王子大火の記事の横に〈我(わが)社に飼育する伝書鳩によってもたらされた〉との一文。これが「ハトによるスクープ記事第一号」だそうだ

▼1923年の関東大震災以降、非常時の通信手段として伝書バトが注目され、新聞各社が相次いで導入。ハトたちがスクープ合戦の一翼を担ったという。写真を電送する技術がなかったころは、離島や山間地などからのフィルム輸送にも活躍した

▼脱線するが、三十数年前の新人時代、赴任した当時の北九州支社の建物に小さな塔屋があった。形ばかりの窓に簡易ベッドと無線設備だけの部屋。しばらくそこで寝起きするように言われた

▼かつてのハト小屋である。「ハト並みの扱いですか」とこぼすと、上司に「新米よりハトの方が役に立つばい」と一蹴された。今ならあり得ない話だが

▼文書も写真も動画までも手のひらに収まる携帯電話から簡単に送れる現代。新聞社にハトがいたことに驚く人もいよう。もう一つ、上司の言葉を思い出した。「相手に都合の良い報道発表だけを記事にする“伝書鳩記者”にはなるな」
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/325074

http://archive.is/KHyeL

タグ:伝書鳩
posted by BNJ at 20:49 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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