2017年05月03日

接着技術 生き物に学べ ハムシの技を水中ロボットに【毎日新聞2017年5月3日】

 東京電力福島第とうきょうでんりょくふくしまだい1原発げんぱつのために開発かいはつされたロボットの中なかには、クモやヘビのような形かたちをしたものがあります。形かたちのほかに、生いき物ものの能力のうりょくをまねて新あたらしい技術ぎじゅつを開発かいはつしようという試こころみ(バイオミメティクス)が盛さかんです。

 物ものと物ものをくっつける技術ぎじゅつの開発かいはつを目指めざす研究けんきゅうを紹介しょうかいします。二枚貝にまいがいのムラサキイガイは、体からだから糸いとのような物質ぶっしつを出だし、船底ふなぞこに強つよく張はり付つきます。飛行機ひこうきや自動車じどうしゃを軽かるく造つくる接着剤せっちゃくざいが開発かいはつできるのではと、研究けんきゅうが進すすんでいます。

 また、甲虫こうちゅうのハムシは、水みずの底そこでも浮うかび上あがらずに歩あるくことができます。物質ぶっしつ・材料研究機構ざいりょうけんきゅうきこう(茨城県いばらきけんつくば市し)のグループは、ハムシの足あしの裏うらに毛けが生はえていて水みずをはじき、自然しぜんにできた泡あわが接着剤せっちゃくざいのように働はたらくことを突つき止とめました。水中すいちゅうを自由じゆうに動うごくロボットを作つくるのに活用かつようしようとしています=イラスト参照。

私わたしたちの身みの回まわりにも
 バイオミメティクスは、私わたしたちに身近みぢかな製品せいひんや技術ぎじゅつにも広ひろく取とり入いれられています。先駆さきがけは、衣服いふくについたゴボウの実みをヒントに発明はつめいされた面めんファスナーで、化学かがくメーカーのクラレが1960年ねんに「マジックテープ」の商品名しょうひんめいで発売はつばいしました。2000年ねんのオーストラリア・シドニー・オリンピックでは、水みずの抵抗ていこうが少すくないサメ肌水着はだみずぎが登場とうじょうしました。V字形じがたの溝みぞが規則的きそくてきに並ならぶサメの肌はだがヒントになっています。有名ゆうめいなのは、新幹線しんかんせんのパンダグラフ(電気でんきを電線でんせんからとるための装置そうち)です。1997年ねん3月がつに登場とうじょうしたJR西日本にしにほんの500系新幹線けいしんかんせんでは、世界せかいで一番厳いちばんきびしい日本にっぽんの騒音そうおんルールをクリアするため、鳥とりの中なかで一番静いちばんしずかに飛とぶフクロウの羽根はねをまねた仕組しくみが取とり入いれられました。
https://mainichi.jp/articles/20170503/kei/00s/00s/008000c

http://archive.is/3VxdJ

posted by BNJ at 21:18 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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