2017年05月03日

(eco活プラス)野鳥、都心でも出会える ヒナが地面にいても、見守って【朝日新聞デジタル2017年5月2日】(誤認救護/既報関連ソースあり)

イソヒヨドリのオス=東京都渋谷区、北野美穂子さん撮影

 10〜16日は愛鳥週間(バードウィーク)。野山だけでなく街中でも野鳥のさえずりが聞こえる。繁殖期を迎える野鳥も多く、ヒナの姿を見かけることもある。通勤通学や散歩の途中にちょっと足を止めて、野鳥を眺める時間を持つのも楽しい。

 4月下旬、日本野鳥の会の江面(えづら)康子さんの案内で、東京都心の品川ログイン前の続き、目黒区周辺を歩いた。

 川沿いの桜並木にさしかかると「ツーピー」と透き通った声が響いた。「シジュウカラのさえずりです。これからの季節、飛び方を教える親鳥とヒナを見かけますよ」と江面さん。

 ビルの合間をヒヨドリが飛び、メジロが歌うように鳴いていた。公園の木には野生化した黄緑のワカケホンセイインコが集う。都心にこんなに野鳥がいたのかと驚いた。「鳴き声や好む場所を知れば見つけやすくなります」と江面さん。野鳥の会が無料で配布する冊子「おさんぽ鳥図鑑」が役立ちそうだ。

 全国の研究者や愛鳥家ら約150人が参加する「都市鳥(としちょう)研究会」は都市などに順応して繁殖や越冬をする「都市鳥」の観察を続けている。川内博代表によると、街中から減っている鳥や新たに現れた鳥に注目するのも、野鳥観察を楽しむポイントのひとつだ。

 例えば、半世紀前まで東京都心でも子育てをしたフクロウの一種アオバズクは姿を消した。ツバメの巣も減少傾向にある。一方、各地の都市部で増えているのがイソヒヨドリだ。本来は海辺の岩礁にいる鳥で、オスは青や赤の模様が目立つ姿をしている。2000年ごろには東京ではほとんど確認されていなかったが、近年は八王子など内陸でも繁殖。近畿や中部地方でも街中で見られるという。都市鳥研究会はイソヒヨドリが都市に広がってきた理由を研究するため、目撃情報を募っている。

 川内さんは「鳥はほかの生物よりうまく人間社会に適応してきた。鳥を観察することで、社会や都市の変化にも気づける。興味は尽きません」と話す。

 鳥の子育てが本格化するこの時期、地面にいるヒナの姿を見かけることもあるだろう。巣から落ちたのかと、つい助けたくなるが、野鳥の会は「ヒナは拾わないで」と呼びかける。

 野鳥の会によると、巣立ちしたヒナは親鳥と行動して飛び方やエサのとり方を学ぶ。うまく飛べないヒナが地面にいることがあるのだ。親鳥が近くで見守っていることもある。ヒナに近づかず、そのままにしておくのがいいようだ。

 ヒナがけがをしている場合もある。野鳥の会によると、都道府県の鳥獣保護担当部署に相談するのがいい。動物病院などにヒナを運ぶよう求められれば、空気穴を開けた小箱に入れて運ぶといいという。(竹野内崇宏)

 <eco活の鍵>

 日本野鳥の会は、地面にいるヒナを見つけたときの対処法をまとめた「ヒナとの関わり方がわかるハンドブック」をウェブサイト(http://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/別ウインドウで開きます)で公開している。冊子「おさんぽ鳥図鑑」を希望する場合は、住所、氏名を記してメール(y_shop@wbsj.org)で申し込む。「おさんぽ鳥図鑑希望」と明記する。

 また、イソヒヨドリの目撃情報はメール(hkawachi2dream@yahoo.co.jp)で都市鳥研究会へ。6月末まで。

    *

 eco活(エコカツ)プラス
http://www.asahi.com/articles/DA3S12920858.html

http://archive.is/Gv0Do
「ヒナは拾わないでね」と野鳥の会が呼びかけ / 毎年恒例 “ヒナが巣立つ季節” がやってまいりました【Pouch2017年4月25日】
旅立ちの時 フクロウを放鳥 しろとり動物園【四国新聞2017年1月14日】
御前崎の公園にフクロウ幼鳥 縁起のいい兆し?【静岡新聞アットエス2017年1月12日】

負傷フクロウを久留米署が保護 小学生が届け出 [福岡県]【西日本新聞2016年12月15日】

「福」呼ぶ?フクロウ 1羽がすみ着き人気者に−防府・宇佐八幡宮【山口新聞2017年1月2日】
フクロウ 福を運ぶか「ふく」…山口・防府の人気者【毎日新聞2016年8月9日】(既報1ソース)
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奈良)フクロウの落とし物… 野生だった【朝日新聞デジタル2016年11月5日】
秋田)けがした野鳥発見、どうしたら【朝日新聞デジタル2016年10月14日】
きび談語 野生生物の子を人間が勘違いして保護する「誤認救護」という言葉を初めて知った… /岡山【毎日新聞2016年9月13日】(既報関連ソースあり)
野生動物「誤認救護」に注意 「手差し伸べる前に連絡を」 保護センター、今年8件確認 /岡山【毎日新聞2016年9月3日】

posted by BNJ at 21:30 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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