2017年05月03日

中国で新種の羽毛恐竜の化石 鳥類と同じ特徴 英科学誌【朝日新聞デジタル2017年5月3日】

新種の羽毛恐竜「ジアニアンフアロング テンギ」の想像図(Julius T.Csotonyi/Xu、Currie、Pittmanら提供)

 中国東北部の白亜紀前期(約1億4500万〜1億年前)の地層から、新種の羽毛恐竜の化石が見つかった。鳥類のような滑空に適した特徴のある羽があった。「ジアニアンフアロング テンギ」と名付けられた。中国やカナダの研究チームが3日、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

 ジアニアンフアロングは羽毛恐竜トロオドン類の新種で、全長は推定約110センチ。羽毛が保存されたほぼ全身の骨格が見つかった。尾羽の羽が軸をはさんで非対象になっていた。翼の羽がこうした特徴を持つかどうかは確認できなかったという。

 非対称の羽は滑空と飛行に適していると考えられており、いまの鳥類の風切り羽が持つ特徴だという。いまの鳥類は羽毛恐竜のドロマエオサウルス類かトロオドン類から進化したと考えられている。これまで、こうした特徴の羽はドロマエオサウルス類では確認されていたが、トロオドン類では見つかっていなかった。

 国立科学博物館標本資料センターの真鍋真ディレクターは「非対象な羽がトロオドン類からも見つかったことは重要だ。だが、尾羽の羽の非対称性が、滑空や飛行に適していたかどうかは今後の研究が必要だ」としている。(神田明美)
http://www.asahi.com/articles/ASK5242Z8K52ULBJ009.html

【化石】現生鳥類のような羽毛を持っていた鳥類様恐竜【natureasia.com2017年5月3日】
Fossils: Modern feathers in an ancient bird-like dinosaur

Nature Communications
中国で発見された化石から羽毛恐竜の新種が認定され、これまでに報告されたトロオドン類(鳥に似たマニラプトル類恐竜)の中で最も古く、非対称の羽毛を有することが記述された論文が、今週掲載される。非対称の羽毛は、飛翔の進化に伴う大きな革新だった。

今回、Xing Xu、Michael Pittmanたちの研究グループは、羽毛の保存されたほぼ完全な骨格化石から新種Jianianhualong tengiを同定した。この化石は、中国東北部で発見され、白亜紀前期(約1億〜1億4500万年前)と年代決定された。

Jianianhualong tengiに飛翔能力があったのかどうかは分かっていないし、非対称の羽毛は飛翔能力のある現生鳥類からも飛翔能力のない現生鳥類からも見つかっている。それでも今回の研究成果は、鳥類の初期の近縁種が既に高い空力特性を備えていたことを示唆しており、非対称の羽毛が進化した時期に関する手掛かりとなっている。

DOI:10.1038/ncomms14972 | 英語の原文
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/11868

http://archive.is/jVGER
http://archive.is/lkhR4

posted by BNJ at 21:34 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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