2017年05月11日

絶滅危惧種のペンギンたちにキュン!ボルダーズビーチ【朝日新聞デジタル&TRAVEL2017年5月11日】

赤ちゃんたちはお母さんにかまってもらいたくて仕方ありません

ボルダーズビーチの入口の看板で、まずテンションがアップ

ビジターセンターから200メートルほど続くボードウォークのあちこちに、卵を抱えているお母さんペンギンの姿が

プラスチックの巣箱の中でじっと卵を温めているお母さんペンギン

ビーチのすぐそばに住宅街が迫っています。ペンギンと住民がお互いの領域を守りながら暮らしています

波間まではよちよち。海に入った途端、俊敏な動きに変わり、時に海面をジャンプも!

駐車場からビジターセンターまでの道のりには土産物店も並んでいます

 南アフリカのケープタウンから車で約40分、ケープ半島に位置するボルダーズビーチは、絶滅危惧種のアフリカペンギンたちのパラダイスになっています。アフリカ本土でこのペンギンに会える場所は3カ所あり、野生の彼らを簡単に見られるのが、このビーチです。

 このビーチで、最初に一対のアフリカペンギンが姿を見せたのは1983年のこと。

 住民たちはまさかの珍客に大喜びして、大切に保護したそう。その甲斐あってか、年を重ねるごとに数が増え、今では2000羽、多い時には3000羽まで増加。けれど、やんちゃなアフリカペンギンたちは、住民の気持ちも知らずに家の中に上がり込んでは汚してしまったり、いたずらをしたりと、やりたい放題。そこで、住宅街とビーチの間にフェンスを置き、距離を置いた関係を選ぶことに。

 この付近には花崗岩(かこうがん)の巨岩で仕切られたいくつかのビーチがあり、厳密にいえば、アフリカペンギンと会えるのは“フォクシービーチ”。駐車場からはビジターセンターを目印に歩きます。

 ビジターセンターからボードウォークを歩いて、ビーチへ向かいます。歩きだしてすぐに、卵を温めるお母さんペンギンの入ったプラスチックの巣箱をいくつか見つけますが、これはまだ序章。200メートル続くボードウォークのあちこちに点在しています。ところどころの見晴らし台から望む、目にしみるような深いブルーのインド洋の眺めも見どころのひとつです。

 突き当たりに位置するフォクシービーチでは、ペンギンたちが思い思いにひなたぼっこを楽しんでいます。人間はビーチに下りることはできないのですが、突端の見晴らし台からその様子をウォッチングできます。 

 訪れた5月は産卵シーズンも終盤戦で、ベビーラッシュの頃。ビーチには甲高い「ヒャー、ヒャー」という赤ちゃんの鳴き声が響いています。アフリカンペンギンは鳴き声がロバに似ているということから、ジャッカス(オスのロバの意味)ペンギンとも呼ばれているそうですが、どうもイメージと違います。

 大人でも小ぶりなアフリカンペンギンの赤ちゃんは、さらにプチサイズ。ふわふわした産毛が風にそよぎ、生まれたばかりの目で周囲を見つめています。お母さんに兄弟で競って甘えているうちに、勢い余ってお母さんの背中を押しつぶすように乗り込んでしまったり、鳥のように小さな羽をぱたぱたと羽ばたかせたり。予想不能な動きに、見ているこちらも目尻が下がりっぱなしになります。

 大人のペンギンはビーチを歩いている時はよたよたとおぼつかなげなのですが、波打ち際から海に入った途端、性格が変わるもよう。透明度の高い水中を、弾丸のようにビュンビュンと縦横無尽に泳いでいる姿が見晴らし台からも見えます。

 ちなみに、ペンギンは羽が生え替わる換羽の12月ごろは一切、食べ物を取らなくなるそう。そして新しい羽に生まれ変わった1月には、魚を求めて海へ出発し、おなかいっぱいになって戻ってくるのだとか。小柄ながらに、なかなかハードなライフスタイルなのです。
http://www.asahi.com/and_travel/articles/SDI2017051052911.html

http://archive.is/LVqpR

posted by BNJ at 11:44 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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