2017年05月19日

三沢川沿い生物 映画に…来月17日上映会【読売新聞2017年5月19日】

稲城の島倉さん 6年間の記録

映画には、カワセミの求愛給餌の様子も収められている(島倉さん提供)

「街の中の生物多様性を知るきっかけになれば」と話す島倉さん
エサをついばむコサギとカワセミ(島倉さん提供)

 稲城市のほぼ中央を流れる1級河川・三沢川の生物を記録したドキュメンタリー映画が完成し、6月17日に市内で上映会が開かれる。映像ディレクターの島倉繁夫さん(76)(稲城市矢野口)が、6年間にわたって撮りためた地元の映像を作品にした。

魚や鳥など65種登場

 タイトルは「街中に見た生物のドラマ『三沢川いきものがたり』」。島倉さんは2010年から、同市百村―矢野口間の三沢川沿いの約2・5キロをほぼ毎日、ビデオカメラを持って歩いて往復した。

 10年4月、川崎市との境にある穴沢天神社にしだれ桜の撮影に出かけたことがきっかけだった。近くの川の浅瀬でヘビとカラスの対決を目の当たりにし、「三沢川にヘビがいるなんて」と驚かされた。

 「生態系の上位に位置するヘビがいるなら、下位の生き物もいるはず」。日課だった三沢川沿いでのジョギングをウォーキングに切り替え、三沢川の生物をカメラに収めることにしたという。

 川沿いをのぞき込みながら歩くと、様々な生き物に気付いた。魚類ではマゴイやナマズなどのほか、アユの群れとも出くわした。

 鳥類では、イソシギやクイナの姿を見つけたり、アオサギが羽を広げて舞い降りるシーンにも遭遇したりした。カワセミを撮影していると、オオタカが突然現れ、Uターンして空に舞い上がったこともあったという。

 雨や雪の日も「いつもとは違う撮影のチャンス」と休まず、撮りためた場面は約2000カットに上る。昨年4月から約10か月かけて編集し、全35シーン、85分のドキュメンタリーに仕上げた。

 映画は、三沢川の満開の桜並木から始まり、制作のきっかけとなったヘビとカラスの対決やカワセミの求愛給餌などの貴重な映像や、ヘビと子スズメが駆けっこするユーモラスな場面も。爬虫はちゅう類や昆虫なども含め、65種類の生き物が登場する。

 島倉さんは約50年前から同市在住だが、「身近な街の中でも、生き物が元気に過ごしている。それがうれしかった」という。「多摩には、ほかにも同様の環境を持つ地域もあるし、身の回りの生物多様性を考えるきっかけになれば」と話している。


 上映会は、稲城市城山文化センターで。午前10時、午後2時からの2回上映。無料。定員は各回100人。いなぎICカレッジのホームページかファクス(042・378・3233)で事前に申し込み、30分前の開場までに来場すると、優先入場できる。市外からの参加も可。

 問い合わせは、同カレッジ事務局(042・370・2822)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20170519-OYTNT50109.html

http://archive.is/bVdMe

posted by BNJ at 22:57 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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