2017年05月23日

自然環境保護の象徴オオタカ、希少種解除へ 懸念の声も【朝日新聞デジタル2017年5月23日】(既報関連ソースまとめあり)

森で子育てするオオタカ=1999年6月、大阪府

 自然環境保護の象徴的な存在であるオオタカについて、環境省は22日、種の保存法に基づく国内希少野生動物種(希少種)から外す方針を決め、有識者らの小委員会に示した。国民から意見を聴いた上で、8月以降に解除される見通し。

 オオタカは東日本や中部の里山などにすむ体長50センチほどの猛禽(もうきん)類。開発などの影響で1984年には全国で300〜480羽まで減ったと推定され、93年に捕獲が原則禁止となる希少種に指定された。その後、個体数が回復、2006年に環境省のレッドリストで絶滅の危険度が「絶滅危惧2類」から「準絶滅危惧」に格下げされていた。08年の推計では5千〜9千羽まで増えたという。

 この日の小委員会では、指定解除後も鳥獣保護法で引き続き捕獲や輸出入が規制されると説明。指針を作成し、飼育は自治体などに限ることなどを検討するとした。調査区を設け、生息や繁殖状況を監視するなどし、絶滅のおそれが改めて確認されれば再指定をするという。ただ、オオタカは里山保全運動などの象徴的存在で、自然保護団体は解除で開発が進むことを懸念している。

 日本自然保護協会の辻村千尋・保護室長は「地方ではすでに『オオタカは指定解除されるのか』と建設業者から問い合わせがあると聞く。本来、指定解除は喜ばしいが、環境省の対策にはオオタカが果たしてきた役割を担保する措置への言及がなく、その点では極めて不十分だ」と指摘する。(戸田政考)
http://www.asahi.com/articles/ASK5Q5DJPK5QULBJ016.html

http://archive.is/BhCH0
オオタカ希少種解除、懸念の声 保護団体「開発への歯止めなくなる」【朝日新聞デジタル2016年3月24日】
オオタカの希少種解除へ 環境省が意見交換会、参加者ら反対が大勢【埼玉新聞2016年3月5日】
オオタカ希少種解除へ 県内団体が反対の声…「トキの二の舞い」危惧【埼玉新聞2016年2月22日】
オオタカ 希少種指定解除への課題検討【NHKニュース2016年1月23日】
オオタカの輸出入禁止継続=「希少種」指定解除でも−環境省【時事ドットコム2016年1月22日】
オオタカ増で「希少種」指定の解除検討 環境省 営巣数飽和の地域も【下野新聞2015年12月28日】
オオタカ「希少種」解除へ…保護で生息数回復【YOMIURI ONLINE2015年9月22日】
希少種の指定解除巡り対立 オオタカ巡り環境省と保護団体【日本経済新聞2014年10月30日】
オオタカの希少種解除検討 環境省、生息数回復で【京都新聞2013年5月15日】

タグ:オオタカ
posted by BNJ at 10:10 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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