2017年05月22日

民家の屋根に謎の赤い光? 実はカラス対策です…【神戸新聞NEXT2017年5月22日】

民家の屋根瓦に取り付けられたカラスよけの実験装置=三田市藍本
 「何かの通信機か?」「宇宙にメッセージを送ってるんちゃうか」−。兵庫県三田市藍本の民家の塀に取り付けられた謎の物体を巡り、不思議なうわさが飛び交っている。縦横14センチ、高さ10・5センチで手のひらに載るサイズ。円形の台の上に八つの小さな円柱が立てられ、赤い光が明滅する。さて、その正体は…。(山脇未菜美)

 民家を訪ねると、塀の屋根瓦の上に、見たことのない物体が粘着テープで張り付けられていた。よく見ると、小さな円柱が不規則に赤く光っている。田んぼや畑が広がる地域で、近くの別の家にはこのような物体は見当たらない。

 住民の今井康夫さん(67)が教えてくれた。「カラスよけの実験中やねん」

 物体の名前は「カラス忌避装置(仮称)」。今井さんと尼崎市の電子機器製造会社「マルチ」が、1年半前からカラスを追い払う実験をしているという。

 「せっかく野菜を植えても、全部カラスに食べられて」と今井さん。会社を退職後、農作業に精を出していたが、追い払ってもやって来るカラスに頭を痛めていた。知り合いでネズミ対策の装置の開発経験があるマルチの古林直泰社長(75)に相談し、カラスよけの実験をすることになった。

 古林社長は「カラスよけの商品はたくさんあるが、賢いからすぐに慣れてしまう」という。今井さんが「カラスが嫌がるかも」と、自宅の窓に赤いテープを張っていたが、そこだけカラスが近寄らなかったという話をヒントに試行錯誤で装置を作り始めた。

 実験装置は発光ダイオード(LED)の赤い光が不規則に明滅。今井さんらによると、実験は2年間で、1年半たった現在も効果は持続し、装置を中心に半径150〜200メートルほどはカラスが近寄らないという。ほかにも市内では上内神とテクノパークの民家でも実験は開始し、今のところ効果が見られるという。

 今後も効果が続けば、来年1、2月ごろに製品化する予定。マルチTEL06・6411・1701

【カラスの生態に詳しい県立人と自然の博物館の布野隆之研究員の話】カラスに見える光の波長は人間と違い、紫外線も見える。光線に不快を感じているのかもしれない。「カラスは赤色が嫌い」という研究結果はないので、色に効果があるとは言い切れないが、カラスはヒラヒラと揺れるものを嫌がる傾向がある。ランダムに明滅する光が苦手なのだろう。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201705/0010213715.shtml

http://archive.is/zg0Xu

posted by BNJ at 20:44 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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