2017年05月24日

ポーランド民謡の「森へ行きましょう」…【西日本新聞2017年5月24日】(>野鳥観察の双眼鏡)

 ポーランド民謡の「森へ行きましょう」。日本語の歌詞では、若者が一緒に働こうと娘さんを森へ誘う

▼僕らは木を切る 君たちは 草刈りの仕事しに ランララ…。ちょっと待った。うかつに木を切ったりキノコを採ったりしたら、テロの資金源にするのではないかと疑われるかも

▼お昼休み。話をしながら おもしろく お弁当食べましょう ランララ…。ちょっと待った。野鳥観察の双眼鏡を持っていたら、テロの下見と疑われるかも

▼犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案が衆院で可決された。政府は「テロ防止の国際条約締結に不可欠」「東京五輪を無事に開催するため」と説明する。本当にそうなのか。異論は少なくない

▼何よりの不安は「心の中を取り締まる法」となる可能性だ。組織犯罪の「計画」や「準備」を突き止めるとの名目で、日常生活が捜査当局に監視され、盗聴や密告がはびこる社会にならないか。「一般人は捜査対象にならない」というが、「一般人」の明確な定義はない。一般人と不審者の選別を捜査当局が恣意(しい)的に行えるとなれば恐ろしい

▼ある日森の中 テロリストに出会った。若者や娘さんが当局に目障りな人物なら、そんなふうに決め付けられることもあり得よう。法案審議は参院に移る。成立を急がず、国民の懸念に丁寧に答えるべきだ。冤罪(えんざい)の森に迷い込まぬように。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/330604

http://archive.is/aukO0

posted by BNJ at 20:58 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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