2017年06月05日

《ラウンジ》アウトドア、手つなぎPR【朝日新聞デジタル2017年6月5日】

町役場の入り口に立つ「モンタベア」と林町長=小清水町

■小清水町がモンベルと提携

■小清水町 交流人口増加へ協力要請

■モンベル 「地域振興に」来春直営店

 オホーツク海に臨む人口約5千人の小清水町が、アウトドア用品大手「モンベル」(大阪市)と手を組む。同社の「フレンドタウン」に登録され、来春には直営店が進出する。自然志向の企業理念を掲げる同社のファンにアピールし、人口減少対策につなげるねらいだ。

 小清水町役場に入ると、大人の背丈ほどのクマのぬいぐるみが出迎えてくれる。モンベルのマスコット「モンタベア」だ。地方創生をはかる同町の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、2014年度の観光客50万人を31年度には10%増の55万人に増やすことを目指す。林直樹町長は「過疎化と高齢化による人口減少を、交流人口を増やすことで緩やかにさせたい。そのために全国に多くの会員がいるモンベルに協力を仰いだ」と説明する。

 モンベルは現会長の辰野勇氏が1975年に創業し、アウトドア用品の有力ブランドとして知られる。年会費1500円を払って加入する「モンベルクラブ」の会員は今年5月で約75万人おり、毎年約10万人増えているという。

 「フレンドタウン」「フレンドエリア」は、自然環境が豊かでアウトドア活動にお薦めとして、同社が会員に紹介する地域だ。登録には年間数十万円の費用がかかるが、モンベルクラブの年4回の会報やホームページに掲載されたり、イベントを開いたりしてPR効果が大きいといい、全国各地の自治体から要請があるという。

 小清水町は昨年9月に「フレンドタウン」に登録された。同社は「濤沸湖や藻琴山など豊かな自然が広がり、アウトドア活動のフィールドとしての可能性を感じた」としている。さらに来春の大型連休前、国道244号沿いにある道の駅「はなやか小清水」の隣接地に、モンベル直営店が入る小清水ツーリストセンターがオープンする。木造一部2階建てで面積は延べ約660平方メートル。1階の大部分はモンベルの売り場、2階は観光協会事務局となる予定で、3億円余りの事業費を投じる。

 道内ではこのほか、東川町が「フレンドエリア」、南富良野町が「フレンドタウン」に登録されている。大雪山のふもとの東川町には2012年、道の駅「ひがしかわ道草館」の隣にモンベル直営店ができた。同町によると、道草館の利用者数は11年に41万6235人だったが、モンベルとの連携が功を奏し、15年には50万3526人と2割強増えたという。

 モンベルの辰野会長は昨年、同社のネット番組で「小清水の農家が観光客に農作業を教える『屯田インストラクター』など、新しい体験型ツーリズムも考えている。オホーツクの小さなまち・小清水の地域振興にかかわっていきたい」と意欲を示した。

 「日本野鳥の会」オホーツク支部長の川崎康弘さんは、小清水町とモンベルとの橋渡し役を務めた一人。「両者の提携で、小清水町民自らが地元の魅力を再発見するきっかけになってくれれば」とも期待している。

(宮永敏明)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1706050100007.html

http://archive.is/oYUtJ

posted by BNJ at 22:12 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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