2017年06月17日

天龍村のブッポウソウ、越冬地調査へ 2羽にGPS取り付け【信濃毎日新聞2017年6月17日】

GPS搭載の小型装置を取り付けたブッポウソウを観察する天龍小の子どもたち
 県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」が飛来している下伊那郡天龍村で16日、山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)の研究員が、越冬地を確認するための小型装置を雌2羽に取り付けた。環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているブッポウソウの保護が目的で、村内では2年目の取り組み。繁殖を促すために村内に巣箱を設置している同村天龍小学校の児童も、近くで見守った。

 早朝、研究員2人が天竜川沿いの橋に設置した巣箱で体長約25センチの雌1羽を捕獲。衛星利用測位システム(GPS)を搭載した装置を胴にひもで固定した。午後には、もう1羽捕獲した。見学した天龍小4年の中島陽翔君(9)は「くちばしの先が針みたい。望遠鏡でしか見たことがなかったけれど、かわいい」と喜んだ。

 同研究所によると、鳥取県や広島県など西日本に飛来するブッポウソウは東南アジアのボルネオ島などで越冬することが、これまでの研究で知られている。一方、長野県や新潟県など東日本に飛来するブッポウソウの越冬地はよく分かっていない。仲村昇研究員(44)は「東日本は西日本に比べて飛来数が増えていない。越冬地の違いが影響しているのか、明らかにしていきたい」と話していた。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170617/KT170616SJI090011000.php

ブッポウソウ研究にGPS装着【南信州新聞2016年6月18日】
 山階鳥類研究所(千葉県)の研究員が16日、天龍村に訪れ、県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」の越冬地を探る目的で、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した小型装置を2羽に取り付けた。東日本に飛来するブッポウソウの越冬地に関するデータは少なく、来年の回収に期待が募っている。

 この日は村内に巣箱を設置してブッポウソウの保護に努める天龍小学校の児童たちも参加。同研究所保全研究室の研究員(43)が巣箱の1羽を捕まえると、児童たちも歓声を上げ、なでるなどして鳥の温もりを初めて味わった。

 装置はブッポウソウの腰に取り付け、1年後、村に戻った同じ個体を捕獲できれば飛来ルートを確認できるという。

 担当する振興課によると、今回の調査は同研究所から依頼された。西日本には民間のボランティア団体が多く、調査が進んでいる一方、東日本では巣箱の数も少ないことから同研究所でデータを集めるという。担当課は「さまざまなことが分かったら、児童たちにまとめてもらいたい」としている。

 ことしは5月1日に天龍村への飛来が確認されたブッポウソウ。役場庁舎屋上に設置した巣箱に営巣し、5月下旬から抱卵を始めた。同22日から1日おきに30日まで産み続け、ことしは昨年と同数の5個を産卵。16日午後1時前に1羽目、17日午前9時半ごろに2羽目のひながふ化したのを役場職員が巣箱内のライブカメラ映像で確認した。7月中旬ごろまでには全てのひなが巣立つ予定だ。
http://minamishinshu.jp/news/local/%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AB%EF%BD%87%EF%BD%90%EF%BD%93%E8%A3%85%E7%9D%80.html

ブッポウソウ越冬地を探れ 天龍村で2羽にGPS【信濃毎日新聞2016年6月17日】山階鳥類研究所の研究員が小型記録装置を取り付けたブッポウソウを間近で観察する天龍小の子どもたち
 絶滅が危ぶまれる県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」が飛来中の下伊那郡天龍村で、山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)が16日、ブッポウソウの越冬地を確認しようと、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した小型装置を2羽に取り付けた。東日本に飛来するブッポウソウの越冬地は分かっておらず、解明されれば個体数減少の対策につながることが期待される。保護活動をする天龍小学校の子どもたちも間近で観察した。

 ブッポウソウは瑠璃色の翼が美しい渡り鳥で、環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に指定されている。広島、岡山県など西日本に飛来する鳥は東南アジアのボルネオ島やジャワ島で冬を越すことが分かっているが、東日本に来る鳥の越冬地は未解明だ。

 この日朝、同研究所保全研究室の仲村昇研究員(43)が鳥類標識調査のため、天龍小の子どもたちが村内に設置した巣箱にいる1羽を捕まえた。同行した天龍小2年の熊谷朋哉君(7)は初めて間近で見る姿に「うわあ」と歓声。3年の熊谷彩香さん(9)は優しくなでて「つるつるだけどふわふわ」と話した。

 この1羽には既に識別番号を印字した足環が付いており、2010年7月に鳥取県で生まれた鳥ということを確認した。仲村研究員は驚いた様子で「気に入る場所を探し求めて西から東へ移住してきたのかも」と話した。

 仲村研究員と子どもたち4人は、位置を計測する装置をブッポウソウの腰に取り付け「来年も元気に帰ってきて」と声を掛けて飛び立たせた。

 1年後に村に戻った鳥を再度捕獲できれば、越冬地や飛来ルートを確認できる仕組みだ。仲村研究員は「個体数減少につながっている環境を改善する手掛かりを得たい」と話している。研究所は昨年、飯田市南信濃と下水内郡栄村に営巣する4羽にも装置を付けており、確認調査を進めている。

(6月17日)
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160617/KT160616SJI090007000.php

http://archive.is/KMdhe
http://archive.is/2Wmu5
http://archive.is/llXOC
天龍の村鳥ブッポウソウ 今年も営巣、ふ化【信濃毎日新聞2017年6月11日】

posted by BNJ at 11:41 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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