2017年02月20日

シマフクロウの生息域調査を支援する取り組みが 平成28年度「日本自然保護大賞」において選考委員特別賞を受賞【プレスリリース2017年7月3日】

富士通株式会社(注1)と富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社(注2)は、絶滅危惧種であるシマフクロウの生息域調査を支援する取り組みとして、公益財団法人日本野鳥の会(以下、日本野鳥の会、注3)様に、シマフクロウの鳴き声を自動で高精度に抽出するプログラムを2012年から提供しています。本プログラムにより、音声データ解析を行う人手と時間を大幅に削減することができ、調査地域や調査頻度の拡大に繋がりました。その結果、新たな場所での生息確認にも貢献しています。

このたび、この取り組みが評価され、公益財団法人日本自然保護協会(以下、日本自然保護協会)(注4)が主催する平成28年度「日本自然保護大賞」において選考委員特別賞を受賞しました。


富士通グループは、今後も持続可能で豊かな社会の実現に向け、ICTを活用した生物多様性保全を推進していきます。

「日本自然保護大賞」について

日本自然保護協会が主催する「日本自然保護大賞」は、自然と人の暮らしの調和のとれた地域や社会づくりを推進することを目的として、日本全国で自然保護と生物多様性保全に貢献する個人、団体、企業、自治体の優れた取り組みを顕彰しています。

受賞の理由について(評価コメント)

シマフクロウ保全のため生息域調査を実施している日本野鳥の会に、鳴き声を自動認識し、高精度で抽出する音声認識プログラムを提供。この技術により、音声データ解析時間の大幅短縮などの調査効率化と検出精度向上を実現し、調査地域や調査頻度の拡大も可能となった。新たな場所での生息確認にもつながり、生物多様性の維持・拡大に貢献している。

ICTを活用したシマフクロウの生息域調査における効果

北海道に生息するシマフクロウは、環境省のレッドリストに指定された絶滅危惧種です。日本野鳥の会様は、シマフクロウ保全のため野鳥保護区を設定し、シマフクロウの生息域や生息数を把握する調査を行っています。従来は、シマフクロウの生息域とされる地域にICレコーダを設置し、録音したデータからシマフクロウの鳴き声の有無を人が聞いて確認していました。この方法では3時間の録音データの解析に1時間程度を要します。

そこで、携帯電話の開発で培った音声認識技術を応用し、富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社が開発した録音データからシマフクロウの音声のみ、自動で高精度に抽出するプログラムを2012年に日本野鳥の会様に提供しました。その結果、3時間の録音データが2、3分で解析可能となりました。解析時間が短縮され調査箇所を増やすことが容易となったため、調査地域や調査頻度の拡大が可能となり、新たな場所での生息確認にも貢献しています。

シマフクロウの鳴き声を自動抽出するプログラム
シマフクロウの鳴き声を自動抽出するプログラム

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 田中 達也。
注2 富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社:
本社 福岡県福岡市、代表取締役社長 棚橋 勝彦。
注3 公益財団法人日本野鳥の会:
所在地 東京都品川区、会長 柳生博。
注4 公益財団法人日本自然保護協会:
1951年10月設立。日本の自然の仕組みを調べ、守り、その意味と価値を社会に広める活動を行う団体。
関連リンク

ICTを活用し北海道東部のシマフクロウ生息域調査を支援(2012年10月15日 プレスリリース)
シマフクロウの音声認識プロジェクト

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/02/20.html

http://archive.is/C3KK5

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 国内のプレスリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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