2017年07月29日

信州・野生の横顔 ライチョウ 羽を震わせ砂浴び /長野【毎日新聞2017年7月28日】

羽を激しく震わせて砂浴びをするライチョウの雄=長野・岐阜県境の北アルプス乗鞍岳で
 <信州・野生の横顔(プロフィル)>

 登山者が増え始めた7月上旬の北アルプス乗鞍岳(3026メートル)。尾根筋の登山道を歩いていると、足元からライチョウが飛び出してきて、びっくりした。向こうも驚いた表情で、こちらの様子をうかがっている。

 目の上に赤い肉冠がある。雄だ。私がじっとしていると、彼は登山道のくぼんだ場所に身を横たえ、砂浴びを始めた。羽を激しく震わせ、砂や小石を巻き上げては砂をかぶる。ライチョウは時々こうして砂浴びし、体に付いた寄生虫などを落とす。多くの鳥がする水浴びの代わりだろう。

 気が付くと、反対側の岩の下に雌もいて、彼女も砂浴びをした。つがいのようだ。ヒナは見当たらない。通りかかった岐阜県乗鞍環境パトロール員の女性が「子供が生まれる前のつがいかもしれませんね」と話した。

 2羽は砂浴びを終えると、お花畑へ出て花や葉をついばみ始めた。雄が雌をエスコートし、周囲に気を配っている。やがてハイマツの茂みの中に消えた。雌は抱卵中なのかもしれない。

 梅雨明け後の夏山シーズンには、可愛いヒナを連れた雌が登山者によく目撃される。雄はそのころには単独生活に入る。【武田博仁】
https://mainichi.jp/articles/20170728/ddl/k20/070/036000c

http://archive.is/hY3fW

タグ:ライチョウ
posted by BNJ at 11:16 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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