2017年08月08日

どうぶつ 「ペットも家族」会社が支援【毎日新聞2017年8月8日】

 ペットを飼う社員向けの福利厚生を導入する企業が増えている。愛犬・愛猫のための健康相談に忌引休暇、同伴出勤−−。ペットの家族化を背景に、さまざまな制度が登場している。

 ●無料で健康相談

 「2日間ほど元気がなく、食欲もありません」。婚活サイトを運営する「エウレカ」の安信竜馬さん(40)は出勤前、14歳の愛犬れんの症状をスマートフォンの相談画面に打ち込んだ。週末に動物病院を受診するつもりだが、「もし重大な病気だったら」と不安に襲われる。会社を休むべきか迷っていた。

 すぐに獣医師から返信があり、やりとりの末、夏バテの可能性が高いことが分かった。「この日は様子を見ることにして出勤しました。夜には元気で安心しました」

 利用したのは、スマートフォンのアプリで獣医師に健康相談ができるサービス。エウレカが4月に福利厚生として導入し、社員は月3回まで無料で利用できる。ペットの通院のための半休や、通院前後の同伴出勤も可能だ。

 顧客サービス部門の部長を務める安信さん。「1人と1匹」暮らしのれんは「かけがえのない家族」だ。「れんの具合が悪いと仕事にも集中できない。制度のおかげで時間を有効活用でき、安心して仕事ができます」

 ●最長3日の忌引も

 社員の7割以上がペットを飼った経験があるというペット保険会社「アイペット損害保険」は昨年7月、同居する犬・猫が死んだ際、最長3日間の有給休暇を取れる制度を導入した。兄弟が亡くなった時と同じ期間だ。

 「休めなければ気持ちを切り替えられず、仕事にならなかったと思います」。5月に16歳の愛犬ギャングを失った平山美香さん(27)は、こう振り返る。小学生の時からいつも一緒で、おやつをやると手までかぶりついてくるような「やんちゃな子」だった。

 年を重ね、老衰で寝たきりになったギャングを両親と共に介護した。いよいよ別れを覚悟した日。数時間おきに寝返りを打たせたり、口元に水を運んだりして過ごした。深夜に息を引き取る瞬間まで、手を握り続けた。

 上司の勧めもあり、平山さんは翌日に忌引休暇を取得。「ありったけの花を買ってきてギャングが眠るベッドを飾りました」。業者を呼んで火葬後、小さな骨つぼに灰と花を移した。「旅立ちにふさわしい、とても晴れた日でした。ゆっくりお別れができて本当によかった」

 アイペット損保ではペットと過ごすための休暇も毎年2日とれる。7月からは、鳥、ウサギ、フェレットも対象に加わった。

 こうした休暇を導入する企業は増えている。日用品メーカー「ユニ・チャーム」は1月、働き方改革の一環として、ペット死亡時の休暇制度を開始。ネット通販の「アマゾンジャパン」は、家族の病気などで取得できる年5日の「パーソナル休暇」を、ペットのために利用できる。

 ペットフード協会の調査によると、国内の犬と猫の飼育頭数は1972万頭(2016年)と推計され、15歳未満の子ども1571万人を上回る。

 エウレカ広報の田山慶子さん(30)は「家族の形や社員のライフスタイルが多様化しています。幅広い価値観に対応する福利厚生を整えることが、生産性の向上につながると考えています」と話す。【曹美河】
https://mainichi.jp/articles/20170808/ddm/013/040/014000c

http://archive.is/IKyHJ
導入から1年!ペットに関する休暇制度、対象範囲の拡大へ アイペット損害保険株式会社【プレスリリース2017年7月3日】

posted by BNJ at 11:10 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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