2017年08月11日

ふくおか探索 北九州市若松区・響灘ビオトープ 広大な草原で生き物採取 夏休みの人気イベントに親子連れ【毎日新聞2017年8月11日】

 約600種の動植物の生息が確認された北九州市若松区の「響灘ビオトープ」。1980年代に工業地域の中にあった廃棄物処分場に自然発生的に池や草原ができ、鳥や昆虫が集まった空間約41ヘクタールを北九州市が約4億円かけて整備し、2012年秋にオープンした。同種の施設では国内最大級とされ、園内では夏休み期間中、動植物に親しむ催しが開かれている。【奥田伸一】

元廃棄物処分場を市が整備
 虫取り網と虫かごを持った親子連れが、草原にいるバッタやトンボを見つけるやいなや虫取り網をかぶせる。

 「名前は何というのかな」「早くかごに入れないと」

 園内の草原のあちこちから、そんな会話が聞こえてきた。母親と妹の3人で参加した小倉北区の南小倉小5年、井上莉玖さん(11)は「普段出合うことがない虫を捕まえられて楽しかった」と、笑顔を見せた。

 5日に開かれた催し「生きもの採取&図鑑づくり」。通常は採集が禁じられている水生や陸生生物を捕まえて虫かごや水槽に入れ、その姿をクレヨンや色鉛筆で描いて「マイ図鑑」を作る。夏休みに計13回開かれる人気イベントで、この日は陸生生物の初回。北九州市を中心に親子連れ計22人が参加した。

 ビオトープはドイツ語で「多様な生物が生息する空間」を意味し、国内でも90年代以降、各地で整備された。響灘ビオトープは工業地域の中にできて30年しかたっていないため、自然公園法などの対象外だ。「催しを通じて多くの人に親しんでもらうことが、ここを保護するために欠かせない」と市から管理を請け負う会社の責任者、垂水清一さん(63)は語る。

 この日の催しに参加した親子連れは虫取りの後、管理棟がある「ネイチャーセンター」で図鑑づくりに挑戦した。家族ごとに捕まえた昆虫を参考資料を見ながら画用紙に描き、説明を付けた。ショウリョウバッタとコフキトンボを描いた若松区のひびきの小1年、福山康太さん(7)は「虫取りは楽しかったけれど、絵は難しかった」。描き終わると、昆虫は草原に帰された。

 響灘ビオトープでは夏休み中「生きもの採取&図鑑づくり」の他、早朝野鳥観察会やナイトツアーなども予定している。問い合わせは093・751・2023。

行き方
 北九州市若松区響町1。若戸トンネル(北九州市若松区−同戸畑区)の若松側出入り口から車で20分。無料駐車場100台。付近を通る公共交通機関はない。開園時間は午前9時〜午後5時で、毎週火曜日と年末年始休園。入園料は一般100円、小中生50円。

https://mainichi.jp/articles/20170811/ddp/018/040/007000c

http://archive.is/3JJot

posted by BNJ at 22:07 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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