2017年08月16日

三笠で21年前発掘の化石 新種鳥類と判明 北大院生らが研究【どうしんウェブ2017年8月23日】(既報1ソース)

三笠市立博物館に展示中のチュプカオルニス・ケラオルムの化石
三笠市立博物館に展示中のチュプカオルニス・ケラオルムの化石
チュプカオルニス・ケラオルム(右)の復元イメージ図(北大提供)
 【三笠】三笠市内で1996年に発掘され、三笠市立博物館で20年近く展示されていた鳥類の骨の化石が、約9千万年前の新種だったことが北大大学院理学院博士課程の田中公教(とものり)さん(30)らの研究で分かった。北大などが発表した。三笠市立博物館は「20年越しに正体が分かった」と喜ぶ。

 化石は首や後脚など長さ2〜5センチの骨9点で、1羽分とみられる。三笠出身のアマチュア収集家故・解良(けら)正利さんが市内桂沢の白亜紀後期(1億〜6600万年前)の地層で発見し、99年に同博物館に寄贈。故・早川浩司主任研究員らが、飛べない一方で高度に潜水適応した鳥類「ヘスペロルニス目」と解明した。後ろ脚で水をかくことが特長で、三笠に当時、広がっていた海に潜り生活していたとみられる。

 早川さんが2005年に死去し、化石研究は停滞。再び注目したのが、田中さんだった。北大大学院の修士1年だった11年、解良さんの弟康治さん(79)=札幌在住=らと発見現場に入り、アンモナイトなどから年代を特定した。
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/127396/

三笠の鳥類化石、新属新種と解明…北大准教授ら【読売新聞2017年8月14日】
膝裏の骨に突起

 北海道大の小林快次准教授らの研究グループが、1996年に三笠市で発見された鳥類ヘスペロルニス類の化石について、新属新種であることを解明したと発表した。アイヌ語で「東の」を意味する「チュプカ」や発見者の名字にちなみ「チュプカオルニス・ケラオルム」と命名した。

 ヘスペロルニス類は、体長が60〜180センチほどの大型の鳥類で、飛ぶ力がなく潜水して魚を食べ、白亜紀後期(1億〜6600万年前)に世界的に生息した。三笠市では、9000万〜8400万年前の地層から背骨や脚の骨の一部が見つかった。これまでアジアでは、モンゴルのゴビ砂漠で断片的な2点しか報告されていないが、同市での発見で、ヘスペロルニス類がアジアの東側まで分布を広げていたことが判明した。

 また、研究グループが欧米で発掘された化石と比較したところ、膝の裏側の骨に他にはない突起があり、新属新種と断定した。

 研究した北大大学院博士課程3年の田中公教さん(30)は「ヘスペロルニス類の化石はほとんどが北米で見つかっている。原始的であることから、アジアで生息域を広げていったことを研究する上で、貴重な一歩だ」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20170814-OYTNT50262.html

http://archive.is/psQNg
http://archive.is/7LnmH

タグ:鳥類進化
posted by BNJ at 21:58 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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