2017年09月05日

噴火17年、三宅島山頂まで緑 東大名誉教授が調査【朝日新聞デジタル2017年9月5日】(メジロ/ウグイス)

2009年の三宅島。緑の回復は十分ではない

 三宅島の雄山が2000年7月に噴火後、今夏初めて山頂まで緑に覆われたことを、樋口広芳・東京大名誉教授が確認した。昨年後半から火山性ガスの放出量が大幅に減ったためと見られる。

 雄山(標高775メートル)の噴火後、2002年には標高300メートルから400メートルくらいまで草が生え、木の幹から直接芽吹くなど、順調に回復するかに見えた。

 しかし、噴火後も放出が続く火山性ガスの影響で、生き残っていた木も枯れ始めた。山頂から風が流れやすい島東部や南西部を中心に大きな被害が出て、山のスギがすべて枯れた地域もあった。

 噴火から10年経っても、ガスの放出量は1日1千トン前後だったが、昨年から急減。気象庁によると、現在は1日数十トン以下の水準が続いている。

 噴火後の生態系について、三宅島で毎年調査を続けている樋口さんは7月、立ち入り禁止が続く山頂を遠方から観察した。

 その結果、ハチジョウススキやハチジョウイタドリなどの草を中心に、低木のオオバヤシャブシなどが生えている様子が確認できた。緑の拡大にともなって、比較的標高が高い所でも、メジロやウグイスなどの鳥が見られた。

 山頂まで緑に覆われたのは、噴火後初めてで、樋口さんは「火山性ガスの放出量が昨年から大幅に減り、一気に山頂まで緑が上がったのだろう」と話している。

 (竹石涼子)
http://www.asahi.com/articles/DA3S13119184.html

http://archive.is/jTJgh
野鳥とともに/2 三宅島(東京都三宅村) 固有種がすむ火山の島【毎日新聞2017年5月10日】
緑の三宅島再び 園芸高、植樹活動10年【東京新聞2015年2月13日】

posted by BNJ at 21:58 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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