2017年09月07日

北方領土 日露共同経済活動 四島、エコツアー計画 野生動物観察クルーズ確認【毎日新聞2017年9月7日】

 北方領土周辺の野生動物の生態調査をしているNPO法人「北の海の動物センター」(事務局・北海道網走市)が来年度、択捉、国後などの四島を周遊するテストクルーズを計画している。日露共同経済活動の「環境」と「観光」を兼ねたエコツアーを目指しており、来年度はビザなし渡航の専門家交流事業として申請する予定。3年計画で周辺の野生動物などのデータを収集し、実現にこぎつけたい考えだ。

 北方四島での共同経済活動の具体的な内容は、ロシア極東・ウラジオストクで7日開かれる日露首脳会談で検討されるが、項目の一つとして「島の特性に応じたツアーの開発」が有力視されている。同センターは1999年以来、ビザなし渡航事業の生態系専門家交流で、四島周辺に生息する動物や生態系などの調査を続けている。

 エコツアーは大学の練習船などを利用し、北海道根室港から3泊4日程度で四島を一巡し、ラッコやトド、シャチ、マッコウクジラなどの海生哺乳類、エトピリカやケイマフリなどの野鳥を観察する。現状では陸上より洋上での活動の方が日露双方とも取り組みやすいとみており、当面はクルーズ船内からの洋上観察を想定。国後島のクリリスキー自然保護区の職員らを同乗させ、ガイドの養成を図るとともに収益の一部は四島での環境保全活動に使用してもらう。

 テストクルーズには国内の大手旅行会社が協力。仮に共同経済活動の具体的な枠組みが整わない場合でも、四島の領海域に相当する12カイリ以遠で周遊を実施する。また、ツアー実現に向け、日露共同でのエコツーリズム推進検討委員会(仮称)の設置を求めたい考えだ。

 同センター会長の大泰司紀之・北海道大名誉教授は「専門家交流で18年間蓄積したデータを基に、持続可能なエコツアーの構築を目指したい」と話している。【本間浩昭】
https://mainichi.jp/articles/20170907/ddr/041/030/003000c

http://archive.is/Wxgq0
ビザなし交流 シマフクロウとタンチョウ、共同研究再開へ 露の専門家会見 /北海道【毎日新聞2016年6月17日】
コクガン 春季調査 9割確認の野付湾と国後島泊湾 根室海峡つなぐ動脈に /北海道【毎日新聞2016年5月8日】
ゼニガタアザラシ:海獣類初の一斉調査 8月上旬にも 日露の研究者 /北海道【毎日新聞2015年6月24日】

posted by BNJ at 21:22 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: