2017年09月15日

カラス対策にドローン実験 山形・追い払い効果は実証【山形新聞2017年9月15日】(既報関連ソースまとめあり)

飛行機型のドローンを飛ばし、カラスの反応を確認した=山形市東古館
 山形市のカラス対策実証実験は2日目の14日、同市東古館の市農業振興公社周辺で、小型無人機ドローンによる誘導と追い払いを試みた。飛行機型のドローンからカラスの鳴き声を流して仲間と思わせる「友達作戦」は空振りに終わったが、追い立ての効果は見られた。

 市中心部はドローンが飛行禁止のため、郊外を実験場に選んだ。前日に引き続き、総合研究大学院大学の塚原直樹助教(38)と、シンガポール国立大の末田航リサーチフェロー(40)が作戦を練った。

 実験ではスピーカーを搭載したドローンを飛ばし、「ハシブトガラス」の声を流して群れの反応を確かめるのが狙い。仲間と勘違いしたカラスがドローンを追いかける思惑だったが、そこにいたのは種類の異なる「ハシボソガラス」の群れだった。「言葉」が通じないのか、音や機械に警戒し、カラスが近づくことはなかった。機体が白色だったことも改善点として挙げられた。

 それでもドローンが周辺を旋回すると、木々や電線にいたカラスが一斉に飛び去り、追い払い効果は実証された。

 塚原助教は、ドローンでカラスをコントロールするには同種のカラスの鳴き声を使うことや、機体をカラスに似せる工夫が必要だったとし、「期待していた反応ではなかったが、参考になった。カラスの高いコミュニケーション能力を逆手に取ったアプローチが必要だ」と話していた。
http://yamagata-np.jp/news/201709/15/kj_2017091500291.php

カラスを「鳴き声」で誘導=ふん害対策で実験成功−AIドローン活用も目指す・山形【時事ドットコム2017年9月18日】
 山形市で、カラスの「鳴き声」を使ってカラスを移動させる実証実験が行われ、誘導に成功した。将来的には、人工知能(AI)を搭載したカラス型のドローンを飛ばし、人間の生活を妨げない場所まで誘導することを目指しており、実用化への期待が高まっている。
 実験をしたのは総合研究大学院大(神奈川県葉山町)で動物行動学を専門とする塚原直樹助教(38)ら。塚原さんは15年以上前からカラスの生態を研究し、鳴き声を録音。サンプルを2000余り集めてきた。
 実験は、以前から市街地でのカラスのふん害に頭を抱えてきた山形市が依頼。これまでも鷹匠(たかじょう)やレーザーポインターによる追い払いなどの対策を講じてきたが、決定打には欠き頭を抱えていた。
 「キッキッキッ」。13日午後6時半ごろ、山形市中心部の市役所に設置されたスピーカーから、天敵オオタカの高く乾いたサンプルの鳴き声が響いた。同時に、「グワッグワッ」という敵と応戦するカラスの鳴き声も流すと、市役所前の木にとまった数十羽のカラスは突然騒ぎ始め、中には上空を旋回するものも現れた。
 その後、約200メートル離れた郷土館でカラスがねぐら入りする際の鳴き声を流すと、群れの多くが郷土館に向かって飛んでいった。安全な場所を求めたとみられる。塚原さんは「予想以上にうまくいった」と話す。
 市は今後、結果を詳しく検証し追加の実験を行うか検討する。市の担当者は「カラスで困っている人は相当数いる。山形市で有効な策ができ、全国に広がって被害減少につながれば」と期待した。
 塚原さんはAIを搭載したカラス型ドローンがカラスと自動で対話をして、誘導することを目指す。「これまではカラスを敵と見なす対策が多かったが、カラスの賢さを逆手に取った解決策になれば」と話している。(2017/09/18-14:35)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091800369&g=soc

<カラス対策>ドローンと音声で誘導実験 鳴き声作戦に手応えアリ【河北新報オンラインニュース2017年9月19日】
実験に使った飛行機型のドローンを手にする塚原助教。市中心部での実験結果には手応えを得た

 ふん害などに市民の苦情が絶えない街中のカラスを音声や小型無人機ドローンで移動させる実験が山形市中心部などで行われ、仲間の鳴き声などを聞かせて目標地点へ誘導することに成功した。実験に当たった山形市は「カラスを集団で移動させる手段として、新たな可能性が見えてきた」と手応えを語っている。

 実証実験は、総合研究大学院大学(神奈川県葉山町)の塚原直樹助教(動物行動学)らが協力し、市中心部と郊外の2カ所で実施された。
 このうち市中心部で13日にあった実験は、市役所周辺に集まるカラスの集団を約200メートル離れた県郷土館「文翔館」に誘導するのが目標。午後6時半ごろ、市役所前の樹木に止まった数十羽のカラスに向け、オオタカの声やタカと争うカラスの声を流すと、カラスは一斉に鳴いたり、周囲を旋回したりし始めた。
 続いて文翔館周辺のスピーカーから、カラスがねぐらに入る際に発する鳴き声を流すと、数十羽が順次、同館敷地内に移動した。仲間がねぐらに戻る声を聞き、より安全と考える方向へ移動したとみられる。
 塚原助教は「予想以上にうまくいった。初の試みだったが、鳴き声によるカラスの制御が可能になるかもしれない」と語った。
 郊外での14日の実験では、スピーカーを搭載したドローンを使い、タカと争うカラスの鳴き声を空中から聞かせた場合のカラスの反応を探った。
 ドローンを追い掛けるなど期待していた反応は見られず、数十羽のカラスは散り散りに飛び去った。塚原助教はドローンの塗装や音声の種類を変えたりして、引き続きドローンを活用したカラス対策を探る。
 実験は市が昨年11月に仙台市と締結した連携協定に基づく事業。両市はドローンを使ったビジネス創出を目指していることから、山形市が活用策の一つとしてカラス対策に着目した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170920_53013.html

カラスを「鳴き声」で誘導 退治の新たな方法?【FNNニュース2017年9月22日】
市街地でのカラスの鳴き声や、ふんによる被害を解消すべく行われた実験。
カラスを追い払ったのではなく、カラスを誘導していた。
スピーカーから流れていたのは、カラスと天敵のオオタカが争っている時の鳴き声。
そして、離れた場所では、平穏な時のカラスの鳴き声を流すことで、「向こうの方が安全だ」と認識させ、誘導できるというもの。
カラスの賢さを逆手に取った、新たな対策になるかもしれない。
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00370943.html

http://archive.li/oqELi
http://archive.is/2hOmZ
http://archive.is/PWxAJ
http://archive.is/m3DB8
新実験でカラスの群れ動いた! 山形市、誘導作戦成果に手応え【山形新聞2017年9月14日】
ドローンと音で迷惑カラス誘導 山形市、仙台市との連携生かす【河北新報オンラインニュース2017年9月1日】
冬の陣、黒い大群“散り散り” 山形・カラス追い払い実験【山形新聞2016年12月25日】
カラス撃退へ「再鳥戦」 山形駅前周辺に猛禽類放つ【山形新聞2016年12月21日】
山形)カラス撃退策、手詰まり 天敵去り、群れ再び出没【朝日新聞デジタル2016年11月11日】
猛禽類でカラス撃退「一定の効果」【河北新報オンラインニュース2016年8月8日】
猛禽類使ってカラス撃退、来月に実証実験 山形市【山形新聞2016年7月30日】

posted by BNJ at 21:28 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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