2017年09月16日

鶏ふん堆肥に知事賞【読売新聞2017年9月16日】

 ◇丹波「カンナンファーム」

 ◇おいしい卵追求の結果

与える餌にこだわった堆肥と河南さん(丹波市春日町栢野で)

 高級鶏卵を生産している丹波市春日町栢野の養鶏会社「カンナンファーム」で出る鶏ふんを原料にした堆肥が、今年度の県堆きゅう肥共励会(県畜産協会主催)で、最優秀の知事賞を受賞した。「おいしい卵」を追求して飼料にこだわった結果、〈副産物〉でも高い評価を勝ち取った。(田中聡)

 県内各地の農業改良普及センターから推薦された堆肥34件について、成分評価などを実施。上位入賞候補の堆肥は製造工程の現地審査を行い、養鶏部門で同ファームがトップの評価を得た。

 同社会長の河南一夫さん(84)は1957年から養鶏業を始め、現在は約2万9000羽の鶏を飼育。1日約2万個の卵を生産している。

 当初、餌は飼料業者から購入していたが、「昔ながらのおいしい卵の味を再現したい」と思い立ち、「人が食べられるものを鶏に与える」を信念に試行錯誤を繰り返した。その結果、非遺伝子組み換えの丸粒トウモロコシを自社で挽ひき割りし、北海道産の魚粉、米ぬかなど約20種類を配合した飼料を開発。生産したブランド卵「やまぶき」を百貨店やレストラン、料亭、菓子店などに出荷している。

 受賞した堆肥は、鶏ふんとEM(有用微生物群)菌を混ぜ、発酵させて製造。通常の鶏ふん堆肥よりリン酸やカリウムが豊富に含まれ、野菜や特産・黒大豆、丹波ナタ豆などの栽培にも使われているという。「餌にこだわった結果、質の高い堆肥ができた。コストはかかるが、さらに良いものを目指したい」と河南さん。神戸市の県農業会館で22日、表彰式が行われる。

 肉用牛・乳用牛部門の知事賞は、養父市おおや堆肥センターが受賞した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20170915-OYTNT50214.html

臭気少なく養分豊富 鶏卵農場の鶏ふん堆肥に最優秀賞【神戸新聞NEXT2017年10月14日】
鶏ふん肥料と県知事賞の賞状を手にする河南一夫さん(左)と常務の山口洋史さん=カンナンファーム
 34点が出品された2017年度兵庫県堆きゅう肥共励会で、丹波市春日町栢野の鶏卵農場「カンナンファーム」の鶏ふん堆肥が中小家畜部門の最優秀賞の県知事賞に輝いた。こだわりの飼料で育てた鶏のふんはリン酸やカリウムなどの成分に富んでおり、しっかりと発酵され臭気が少ない点などが評価された。

 カンナンファームは会長の河南一夫さん(85)が1957年に小規模な養鶏を始め、93年に法人化した。飼育3万羽弱は一般的な鶏卵農場の1割程度だが、遺伝子組み換えでないトウモロコシや新鮮な魚粉など約20種を自家配合した飼料で育て、卵は全国の百貨店や料亭などに出荷している。

 良い飼料で育った鶏のふんは栄養も豊富なはずと研究を重ね、十数年前には発酵機も導入した。発酵機は米ぬかなどが乳酸発酵を強く促すことで臭気も抑制され、生産手法にこだわる有機農家などが購入しているという。

 養分は一般的な鶏ふん堆肥と比較して、リン酸や窒素含有率が約1・4〜1・5倍と豊富。共励会の審査でも成分のほか、衛生面など卵に対する「独自のこだわり」が堆肥の強みにもなっていると評価された。

 河南さんは「子どもの頃に食べた卵のおいしさを再現したいとこだわった鶏なので、最後のふんまで有効活用したかった。この肥料で作った野菜の味も好評でうれしい」と話していた。15キロ90円。同ファームTEL0795・75・0933

(中西幸大)
https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201710/0010640791.shtml

http://archive.is/LD5hF
http://archive.is/AA8V4

posted by BNJ at 11:01 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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