2017年09月19日

岡山に鳥の専門病院開院 初診丁寧に飼い方指導【山陽新聞デジタル2017年9月19日】

鳥の健康診断の様子。肉付きや羽に異常がないかなどを総合的に調べる

こまめに体重をチェックすれば、体調の変化に気付きやすくなる
 今年3月、岡山市北区横井上に、インコなど家庭で飼育される鳥の専門病院として、「ほたる小鳥病院」が開院した。中国地方ではまだ珍しいため、岡山県内だけでなく、近県からも診察を希望する人が訪れている。

定期的な健診呼び掛け

 院長の石原直子獣医師は、岡山県内の動物病院で鳥の診療を担当した後、横浜市の専門病院などで本格的に修業を積んだ。独立を決め、約20年空き家となっていた祖父母宅をリフォームして病院にした。

 セキセイインコやオカメインコ、ヨウム、ブンチョウ、ニワトリなど家庭で飼育されている鳥類のほか、ウサギやハリネズミ、モルモットなど一部の小動物を診療している。

 「インコなどの小鳥は捕食される側なので、敵に弱みを見せないよう具合が悪くても症状を隠す。隠しきれなくなった時には、相当症状が重いこともある」と石原院長は言う。鳥にかかるストレスを少しでも減らすために、診療は完全予約制。飼い主自身でなるべく早く異変に気付いてもらえるように、初診ではじっくりと1時間かけて、個々の鳥に合わせて注意しなければならない感染症や症状、食事の与え方、生活環境などを指導する。

 鳥の寿命は、一般的なセキセイインコで15年前後、それより大きなヨウムなどは数十年ともいわれている。犬や猫のようにワクチンで病気を予防できないので、少しでも健康な状態で長生きしてもらうために、定期的に感染症の検査や健康診断を行うよう勧めている。特に、インコや野鳥のふんなどに含まれる菌によって鳥にも人にも感染し、人の死亡例もある「クラミジア症(オウム病)」、ウイルス感染で羽が抜ける「PBFD(オウム類の嘴(くちばし)・羽毛病)」、セキセイインコに多く、嘔吐(おうと)や下痢などを引き起こす「マクロラブダス症」などに注意しなければならない。

 石原院長は「きちんと検査をして病気の原因を突き止め、適切な医療を提供していきたい。地域で鳥を飼う人たちに、頼りにしてもらえる病院を目指す」と話している。

 □ ■ □

食べているふり注意 体重こまめにチェックを

 鳥を飼育する際、飼い主はどのようなことに気を付ければよいのだろうか。

 石原院長は「餌をきちんと食べているか確認して。鳥は食べているふりをすることがある」と言う。本来は穀物の種子をつついて皮を取り除き、中身だけを食べるが、体の具合が悪いと中身を餌箱の外に捨ててしまう。餌箱にはいつも通り殻だけが残っているので、飼い主が気付きにくい。実際には食べていないので、ふんが少なくなり色が変わってくる。

 体重をこまめにチェックし、体調の変化に早く気付くようにしよう。0.1グラム単位で量れるキッチンスケールなどを使い、月1回決まった時間に量るとよい。たとえばセキセイインコの体重は30〜40グラムが正常だが、数グラム変わるだけで「やせすぎ」「肥満」の状態に変わってしまう。個体差も大きいので、獣医師と相談して食事などを見直す。

 体調が悪くなると、鳥は筋肉が落ち、体温を保とうとして羽を膨らませるので、「太った」と勘違いする飼い主もいる。

 すぐに病院を受診した方がよいので、保温しながら連れて行く。移動時はプラスチックケースなどに入れるとよいが、「布やタオルでケースを包むだけでは鳥自体は温まらない」と石原院長は注意する。ケースの外側からカイロや湯たんぽで温める方法をとろう。

     ◇

 ほたる小鳥病院
(岡山市北区横井上1381、電話 086-236-7867)

 「わんニャンメディカ 岡山動物医療健康ガイド」は、今回でおわりです。
http://www.sanyonews.jp/kikaku/news_detail/599514/?rct=&&column3

http://archive.is/AslIg

posted by BNJ at 21:21 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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