2017年10月19日

鳥インフルの教訓(4)隔離に命運を託す【秋田魁新報2017年10月19日】

鳥インフルを生き延び、ことし4月24日、国内最高齢で死んだニホンイヌワシ「鳥海」=大森山動物園提供

 飼育の継続は本当に無理なのか。大森山動物園園長の小松守(64)は諦め切れなかった。園職員も同じ気持ちだった。動物病院内の飼育舎にいるニホンイヌワシ、タンチョウ、マナヅル、ワオキツネザルはいずれも普段と変わらない様子で、鳥インフルエンザの簡易検査も「陰性」だったからだ。

 環境省の緊急調査で来園していた専門家チームは、鳥インフルの怖さをよく知るだけに、冷徹にならざるを得なかった。飼育継続は感染リスクを残し、被害拡大を招く恐れがあった。殺処分すればその危険性を排除できるのだ。

 だが、殺処分以外の方法がないわけではなかった。それは感染を前提とした飼育だった。簡易検査で陰性でも、感染していないと断定できない以上、唯一残された方法だった。
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http://www.sakigake.jp/news/article/20171019AK0020/

http://archive.is/1Xevo
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