2017年10月26日

北斗星(10月26日付)【秋田魁新報2017年10月26日】(鳥インフルエンザ)

 「クゥアッ、クゥアー」。空を飛ぶハクチョウの鳴き声を今季初めて聞いた気がした。夢うつつの寝床の中なので定かではなかったが、その日の朝、近くの田んぼに落ち穂をついばむ姿を見つけ、秋の深まりを実感した

▼冬の使者ハクチョウは例年10月ごろにシベリアから飛来する。県内ではかつて河川などで餌付けされ、住民らでにぎわう場所もあった。だが、そうした触れ合いの光景は2008年を境に見られなくなった

▼その年の4月、十和田湖畔で鳥インフルエンザに感染したハクチョウの死骸が見つかったのがきっかけだ。ウイルスはカモ類が媒介して国外から入り込み、国内でハクチョウに感染したとみられている

▼家禽(かきん)などへの感染を心配した県は同年、市町村を通じて餌付け自粛を呼び掛けた。ハクチョウに餌をやっているつもりでも、その場にカモが交じるのは避けられない。カモはウイルスを保有する確率が高く、餌付け場所やその近辺に感染が広がりかねないからだ

▼小紙秋田市・県央版に連載された「鳥インフル」は昨シーズンに感染が発生した大森山動物園の対応を再現。ウイルスという「目に見えない敵」の恐ろしさを伝えた

▼雪が積もると餌を探すのが難しくなるからか、県内でハクチョウを見掛けることは少なくなる。餌付け自粛が続いているためだが、それが本来の姿。県自然保護課は「野生のものは野生のまま観察してほしい」と言う。餌が潤沢な今のうちに優雅な姿を楽しみたい。
http://www.sakigake.jp/news/article/20171026AK0014/

http://archive.is/7uNTB

posted by BNJ at 11:03 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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