2017年10月27日

育て!コウノトリの餌 小浜・国富 水田魚道、退避溝が完成【中日新聞2017年10月27日】

田んぼ(右)の脇に設けた細長い退避溝。あぜ下に埋めたパイプを通じて水中の生き物が田んぼと溝の間を出入りする=いずれも小浜市栗田で

 コウノトリの餌となるドジョウなどの生き物を育てる水田魚道と退避溝が、小浜市栗田に整備された。二十六日、餌の調査を続けてきた地元国富小学校の五年生が参加して施設の完成を祝った。工事を進めた県によると、嶺南地方では初めての施設。

 農業用水路に生息する生き物が魚道(長さ七メートル)を伝って退避溝(長さ四十三メートル、幅一・八メートル、水深三十センチ)に移動し、隣接の水田に出入りできる構造になっている。田んぼの水を抜く秋の刈り取り期でも、自噴する地下水が退避溝に残るよう設計してある。

 国富地区は、一九六四(昭和三十九)年五月にコウノトリのヒナ二羽が誕生する営巣地だった。再飛来を目指して活動に取り組む住民グループ「コウノトリの郷(さと)づくり推進会」が施設の整備を要望。農業用水路の改修に合わせて工事が進んだ。

 五年生十三人が五月から九月にかけての用水路の生き物調査で確認したドジョウ、メダカ、ツチガエルなどを描いた看板(縦九十センチ、横百八十センチ)も施設の脇に設置した。

児童が農業用水路で見つけた小魚などを紹介した看板

 看板を除幕した児童を代表して五輪叶(かなう)君が「退避溝に水が流れてホッとした。生き物が増えてコウノトリが飛んできてほしい」と感想を述べた。

 これまでに飛来の確認はしたものの、生息地には至らない国富地区。推進会長の宮川健三さん(82)=栗田=は「施設が生き物を育み、コウノトリの里になることを願っている」とあいさつした。 (池上浩幸)
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2017102702000220.html

福井)再びコウノトリを 小浜市国富地区に魚道整備【朝日新聞デジタル2017年10月28日】
自分たちが描いた生き物を指さす児童たち=小浜市栗田
写真・図版
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 野生のコウノトリの国内最後の繁殖地として知られる小浜市国富地区で26日、水田と水路を生き物が行き来できる魚道と、生き物の退避溝(貯水プール)が完成し、それを記念する看板の除幕式が開かれた。看板には、地元の国富小学校の児童たちが水路で確認し、描いた生き物の楽しい絵がちりばめられている。
 国富地区の環境保全活動組織「コウノトリの郷づくり推進会」の宮川健三会長(82)が、水路に面した水田の一部を提供。県が長さ43メートル、幅1・8メートル、水深60センチの退避溝と魚道を整備した。梅雨時に水路をさかのぼってきた生き物が魚道を通って水田に入り、秋の収穫前に水田の水を抜くと、退避溝に生き物がとどまることができる。
 国富小では、5年生が自然環境学習の一環として、水路の生き物を調査している。これまでにドジョウやナマズ、ドンコ、メダカなど多様な生き物を確認してきた。高さ90センチ、幅1・8メートルの看板には、児童たちが描いたそれらの生き物のイラストが掲載されている。
 除幕式では、宮川会長が「魚道と退避溝が多くの生き物を育み、国富の空を再びコウノトリが飛び交うようになってほしい」とあいさつ。児童を代表して五輪叶君が「国富の生き物が増えて、コウノトリが来てくれたらいいな」と期待を込めて語った。(菱山出)
https://www.asahi.com/articles/ASKBV2VZ5KBVPGJB001.html

https://megalodon.jp/2017-1027-2235-12/www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/local/CK2017102702000220.html
http://archive.is/BRAih

タグ:コウノトリ
posted by BNJ at 22:36 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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