2017年11月11日

新潟)渡り鳥 白鳥は増えたがガンは減少【朝日新聞デジタル2017年11月11日】(瓢湖)

渡り鳥にえさをやる「白鳥おじさん」こと斎藤功さん=阿賀野市の瓢湖

 今年も新潟に渡り鳥の季節がやってきた。白鳥の飛来地として知られる阿賀野市の瓢湖(ひょうこ)ではすでに5千羽が確認され、近年は飛来数が増加傾向にある。気候の変化のほか、渡り鳥を「迎える側」の対策が功を奏しているという見方もある。一方、ガンの仲間は減っており、専門家は今後は白鳥も減る可能性を指摘する。

 渡り鳥を間近で見られる瓢湖は今年も多くの人でにぎわっている。阿賀野市公園管理事務所の北上良昭所長(59)は白鳥が増えた理由について「8月に例年よりも湖面の蓮(はす)刈りを入念にやったおかげではないか」と話す。

 蓮の名所でもある瓢湖だが、枯れた蓮の葉や茎は、飛び立つときに「助走」が必要な白鳥にとっては邪魔な存在だという。そのため瓢湖では、鳥の保護や白鳥見物による観光振興などを目的に蓮を刈り取っているが、今年は湖面約8ヘクタールのうち、刈り取りを例年の4割から7割に増やした。2013年から斎藤功さん(68)が3代目の「白鳥おじさん」として約20年ぶりに餌付けを再開したことも、渡り鳥が増えた要因になっている。

 瓢湖に限らず、白鳥の飛来数は県内全域で増加傾向という。環境省生物多様性センターによると、01年度は約1万3千羽で、昨年度は約1万6千羽。計測は同センターが1月の特定の日を指定し、自治体が行ったものを足し合わせている。

 新潟市北区の水の駅「ビュー福島潟」の成海信之さん(53)によると、米どころの新潟は、田んぼの雑草や落ち穂などのえさが豊富なため、白鳥が集まりやすい。福島潟では10年ほど前から周囲の農家に減農薬に協力してもらっている。住民が参加しての清掃活動や、白鳥のえさになるマコモを植える作業などもしているという。

 一方で、ガンの仲間の飛来は、01年度の約1万羽から昨年度は約6千羽に減った。鳥類の保護や調査を行う東京のNPO法人「バードリサーチ」の研究員神山和夫さん(50)は「暖冬によって、秋田や宮城などから南下しなくなっている可能性がある」とみる。

 白鳥はガンに比べると積雪に弱いため、新潟まで南下してくる。ただ近年は新潟より南に行く白鳥が減っており、暖冬が進めば、新潟に来る白鳥も減るかもしれないという。神山さんは「渡り鳥の増減は環境の変化を示すバロメーター。今後も注意深く見守っていく必要がある」と話している。(武田啓亮)
http://www.asahi.com/articles/ASKC64137KC6UOHB005.html

http://archive.is/FIYaf
新潟・瓢湖のハクチョウ、今季はにぎわいを 昨季鳥インフル被害、無事を祈る【産経ニュース2017年11月10日】

posted by BNJ at 11:04 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: