2017年11月28日

女の気持ち ウグイス再訪 埼玉県上尾市・小山恵美子(主婦・65歳)【毎日新聞2017年11月28日】

 11月の晴れた日。「ちょっと来て」という私の声に驚いた夫が階段を上がって来ました。

 「チャッ、チャ」と部屋の中を飛び回る鳥を見て、夫は「ウグイスだ」と言いました。前日、窓を開けて布団を干した時に入ったのでしょうか。我が家の庭の柿の木には、ヒヨドリやメジロ、シジュウカラ等の野鳥がやって来ます。

 夫がウグイスをカメラに収めた後、私は窓を大きく開けました。しばらくすると外に出て行ったようで静かになりました。2日後、庭で鳴くウグイスの声に夫は「お礼に来たのかな」と言いました。

 5年前の春。娘の結納の日に我が家の庭で「ホーホケキョ」とウグイスが鳴きました。「娘の幸せを祝ってくれているようだ」と家族で喜びました。今回の訪問は、それ以来のことです。新しい家庭を築いた娘夫婦が悩みながらも日々頑張っているので、応援に来てくれたのだと思いました。夫は早速、娘にウグイスの来訪を連絡しました。

 私は、ウグイスを間近で見てから、朝、目覚めるとまず庭の野鳥の声に耳を澄ますようになりました。今朝はジョウビタキのメスが庭に姿を見せました。時間を見つけては、野鳥の写真を撮ろうと誘う夫のおかげで、私は野鳥の名前を少しずつ覚え始めています。

 私にとって我が家の庭は「宝の庭」になりました。私は実父の介護のため外出しにくいので、庭にエサ台を置いて野鳥観察を楽しもうと夫が言ってくれました。心遣いに感謝です。
https://mainichi.jp/articles/20171128/ddm/013/070/010000c

http://archive.is/DDFYp

posted by BNJ at 11:24 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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