2017年12月07日

白鳥のような首、ペンギン似の前脚… 水陸両生の恐竜か【朝日新聞デジタル2017年12月7日】(他1ソース)

水陸両生とみられる新種の恐竜「ハルシュカラプトル・エスクイリエイ」の想像図(ルーカス・パンツァリン氏提供)

 モンゴル・ゴビ砂漠で、白鳥のような細長い首と、ペンギンの翼のような前脚を持つ新種の恐竜の化石が見つかった。陸では2本の後ろ脚で歩き、水中では前脚で泳ぐ水陸両生だったとみられる。イタリアなどの研究チームが6日付の英科学誌ネイチャーに論文を発表する。

 この恐竜は肉食の獣脚類で、体長は推定約80センチ。約7500万〜7100万年前の白亜紀に生息した。化石は盗掘されたが、フランスの化石商がヨーロッパで発見してモンゴルに戻した。こうした経緯から、モンゴルの恐竜研究に貢献したポーランドの古生物学者と化石商の名前にちなんで「ハルシュカラプトル・エスクイリエイ」と名付けられた。

 上あごに魚食に適した多数の細かい歯が確認できることや、前脚の骨がペンギンと水鳥の中間にあたる形をしていることなどから、前脚を泳ぎに使って魚を捕食していたとみられる。

 今回の発見について研究チームは「モンゴルのように恐竜研究の進んだ場所でさえ、恐竜の多様性がまだほとんど明らかになっていないことを物語るものだ」。国立科学博物館標本資料センターの真鍋真センター長は「水鳥のように水中を泳いでエサを捕るような生態が推定された恐竜は初めてで驚いた」と話している。(小堀龍之)
http://www.asahi.com/articles/ASKD46K14KD4ULBJ009.html

二足歩行・水中泳ぎ餌か…「水陸両用」の新恐竜【読売新聞2017年12月7日】
モンゴルの白亜紀後期の地層から化石が見つかった恐竜の想像図(ルーカス・パンザリン氏提供)

 モンゴルの白亜紀後期(約7500万〜7100万年前)の地層から、白鳥のような長い首や、ひれ状の前肢を持つ新種の恐竜の化石が見つかったと、欧州などの研究チームが明らかにした。

 この恐竜は陸上を二足歩行する一方で、水中を泳いで餌を捕っていたと考えられる。こうした水鳥のような生態を持つ恐竜が見つかるのは初めてとみられる。論文が7日、英科学誌ネイチャーに掲載される。

 研究チームによると、この化石は、長い首とひれ状の前肢があり、口には魚を食べるのに適した小さな歯がたくさん生えている。これまで、こうした特徴を併せ持つ恐竜は見つかっていなかったという。この恐竜は前肢で水をかき、長い首を大きく動かして水中で餌を探していたと推測されるという。

(ここまで317文字 / 残り132文字)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171207-OYT1T50032.html

新種の「半水生」肉食恐竜を発見、ベロキラプトルの近縁種 研究【AFPBB News2017年12月7日】
【12月7日 AFP】陸上と水中を行き来して生活していた新種の「半水生」恐竜を発見したとの研究論文が6日、発表された。この恐竜は陸上と水中の両方で獲物を捕食していた可能性があるという。

 ハクチョウのような首を持ち、前肢がひれ状になっているこの恐竜は、映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』に登場して有名になった小型肉食恐竜ベロキラプトルの近縁種で、約7500万年前に現在のモンゴルにあたる地域に生息していた。

 論文の共同執筆者で、仏グルノーブル(Grenoble)にある欧州シンクロトロン放射光施設(ESRF)に所属する古生物学者のポール・タフォロ(Paul Tafforeau)氏は、この新種の恐竜について「ベロキラプトルとダチョウとハクチョウの組み合わせで、ワニの鼻とペンギンの翼を持つ姿を想像してほしい」と話し、「少々、この世のものとは思えない容姿をしていた」と付け加えた。

 ハルシュカラプトル・エスクイリエイ(学名:Halszkaraptor escuilliei)から取った「ハルシュカ(Halszka)」という愛称で呼ばれているこの化石は、恐竜化石発掘場所として有名なモンゴル南部ウハートルゴド(Ukhaa Tolgod)で発見された。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された論文によると、保存状態の良いこの化石が併せ持つ特徴の予想外の組み合わせは、陸上生活をしていた鳥に似た恐竜の一部が半水生生活に適応したことを示しているという。こうした発見は今回が初めてだと、論文は指摘している。

■「予想外の組み合わせ」

 新種恐竜は骨格の一部にベロキラプトルなどの肉食恐竜と同じ特徴がみられ、足には鋭いかぎ爪があった。体高は約1.2メートルで、ペンギンのように水中で巧みに移動するためのひれ状の前肢と、狩りに適した、ハクチョウに似た長い首を持っていた。

 イタリア・カペッリーニ地質学博物館(Capellini Geological Museum)のアンドレア・カウ(Andrea Cau)氏は「標本を初めて調査した時は、本物の化石なのかと疑ってしまった」と話す。「このような特徴の予想外の組み合わせは、ハルシュカを従来の分類に組み込むのを困難にしている」

 今回発見された新種は、恐竜の新たな亜科「ハルシュカラプトル科」に分類される見込みだ。

 ハルシュカラプトルの発見をめぐってタフォロ氏は、「これまでにも、スピノサウルス(Spinosaurus)などの魚を食べる恐竜がいたことは知られていたが、水中を泳ぐ能力があるとまでは考えられていなかった」と話した。映画『ジュラシック・パーク3(Jurassic Park III)』には、スピノサウルスがティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)を襲うシーンがある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3154490

http://archive.is/85MlE
http://archive.is/WFRr9
http://archive.is/NvLMi

posted by BNJ at 11:04 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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