2017年12月08日

特別展 恐竜の卵 …3【読売新聞2017年12月8日】(特別展「恐竜の卵」名古屋市科学館)

トロオドン類の卵殻の断面(浙江自然博物館提供)

 卵の化石だけで、産みの親を知ることはできないだろうか。卵の形状などに基づいた分類によって、おぼろげながら推測できるようになっている。

 卵の分類で重要視されるのは、断面にみられる微細構造。卵殻を薄くカットし、スライドガラスの上にのせて、光学顕微鏡や電子顕微鏡で観察すると見えてくる。卵殻が、進化の過程で変化してきたことが分かってきた。

 恐竜の卵殻は多くが1層構造だが、獣脚類のオヴィラプトロサウルスでは2層構造となり、鳥類やトロオドン類は3層構造だ。どうやら、恐竜から鳥類へと進化する過程で、卵の構造も変化している。本展では、こうした卵殻の進化を追うように、卵化石と全身復元骨格が並べられている。卵構造や形状に着目して見学するのも面白い。

 卵殻を分類するというのは、産みの親が分かる現生動物では行われず、恐竜など古生物ならではのこと。卵殻に刻まれている恐竜などの記録を解読し、進化をたどるためなのだ。

(西本昌司・名古屋市科学館主任学芸員)

 ▽特別展「恐竜の卵」は名古屋市科学館(名古屋市中区、052・201・4486)で来年2月25日まで開催。入場料は一般1400円、高大生800円、小中生500円。
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/feature/CO031211/20171208-OYTAT50000.html

http://archive.is/HRoxX

タグ:鳥類進化
posted by BNJ at 21:55 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: