2017年12月12日

風車計画にイヌワシ衝突恐れ 滋賀の生息地、発電用7基【京都新聞2017年12月11日】(既報関連ソースあり)

風力発電の建設が計画されている滋賀・岐阜県境の尾根(奥)。イヌワシの飛行ルートで、バードストライクが懸念される=滋賀県米原市柏原
 国の天然記念物イヌワシが生息する滋賀県米原市の山林に、東京の再生エネルギー会社が大型の風力発電施設の建設を計画していることが11日までに分かった。環境影響評価法に基づいて計画段階での配慮事項をまとめた「環境配慮書」を米原市や県などにすでに提出、縦覧を始めている。建設によりイヌワシの風車への衝突死などが懸念される。

 計画しているのは「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(東京都港区)。県などに提出した配慮書によると、米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる鈴鹿山脈の山林164・4ヘクタールに、1基の高さ118〜150メートル、ローター直径が80〜108メートルの風車7基を建設し、最大2万3800キロワットを発電する。2020年度着工、21年度の運転開始を予定している。

 事業想定区域の約9割が米原市内で、梓河内や柏原地区など1キロ範囲内に94戸、2キロ内に485戸の住宅があり、風車の騒音と超低周波音、風車の影について、配慮書では「重大な影響の可能性がある」としている。

 また、事業想定区域が県の「イヌワシ・クマタカの保護、生息環境保全ゾーン」で、絶滅危惧種クマタカの営巣地があるほか、希少種のサシバなどの渡りルートにもなっているため、「(鳥類が風車に衝突する)バードストライクの可能性がある」と報告。「今後、現地調査で詳細な確認をする」としている。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20171211000171

滋賀 米原・関ケ原境に風力発電 東京事業者、山林で計画【中日新聞2017年12月13日】
 米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる鈴鹿山脈の山林で、東京の事業者が風力発電施設の建設を計画していることが分かった。事業者は、環境アセスメントの初期段階に当たる「環境配慮書」を経済産業省と両県や両市町など関係自治体に既に提出した。

 事業者は、再生可能エネルギーの発電施設を全国に持つ「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(東京)。環境影響評価法に基づく環境配慮書によると、名神高速道路伊吹パーキングエリア(PA)から南に一〜四キロの範囲内の山林百六十四・四ヘクタールで、風車七基を建設、最大二万三千八百キロワットを発電する計画になっている。

 配慮書は、計画地が米原市梓河内(あんさかわち)、柏原地区に近く、住宅が一キロ圏内に九十四戸、二キロ圏内に四百八十五戸あると指摘。風車の騒音や影が住民生活に影響する可能性や、国天然記念物のイヌワシやクマタカなど鳥類が風車に衝突する「バードストライク」が発生する懸念を指摘している。

 県は、来月にも配慮書に対する知事意見を決める。県エネルギー政策課の担当者は「民間事業者の取り組みだが、地元の理解を得た上で円滑に導入されることが望ましい」と述べた。

 (角雄記)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171213/CK2017121302000011.html

http://archive.is/UD6uD
https://megalodon.jp/2017-1213-2123-18/www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171213/CK2017121302000011.html

岩手の風力発電、見直しを イヌワシに影響と環境省【共同通信2017年12月8日】
岩手)風力発電計画、イヌワシ生息に悪影響?【朝日新聞デジタル2016年12月20日】
環境省、岩手県での風力発電事業に意見 イヌワシに影響ある場合は見直しを【環境ビジネスオンライン2016年10月15日】

衝突死した「オジロワシ」山積み写真 風力発電とバードストライク【J-CASTニュース2017年11月15日】
北方4島の風力発電、貴重な野鳥の衝突死に懸念【読売新聞2017年11月4日】

イチからオシえて バードストライクを防ぐ 風力発電所設置に手引 飛行経路調査【毎日新聞2017年5月10日】

バードストライク 風車に鳥衝突、よそ見原因か 餌につられ、視線下に NPO調査【毎日新聞2017年1月29日】
洋上風力発電 生態系への影響探る 新潟西区でシンポ【新潟日報モア2016年12月7日】
国内最大級の風力発電容認 鳥への配慮条件 環境省【朝日新聞デジタル2016年9月28日】
風車230基の計画!〜地元参加と透明性を 北海道北部、大型風力計画への期待と課題 吉田文和【WEB RONZA朝日新聞社2016年9月12日】
風車に野鳥衝突 防止策探る絶滅危惧種オジロワシも被害【読売新聞2016年9月12日】
北海道の風力発電事業2件に環境大臣意見 希少猛禽類のため、1基は設置中止【環境ビジネスオンライン2016年9月7日】
野鳥検知、衝突を回避 風力発電促進へシステム開発【どうしんウェブ2016年8月6日】
海ワシ類のバードストライク防止策 環境省、風力発電向けの手引き書を作成【環境ビジネスオンライン2016年6月29日】
環境省_「海ワシ類の風力発電施設バードストライク防止策の検討・実施手引き」の策定に関する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)【環境省報道発表資料2016年4月26日】
風車と鳥類の衝突を自動検知、洋上風力にも使える遠隔監視システム【スマートジャパン2016年4月19日】

posted by BNJ at 11:17 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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