2017年12月16日

越山若水 目白、目黒と聞いて思い浮かべるの…【福井新聞ONLINE2017年12月16日】

 【越山若水】目白、目黒と聞いて思い浮かべるのは東京の地名だが、鳥の名前でもある。メジロはおなじみだ。目の周りが白くかわいらしい。逆にメグロは目の周りが黒い小鳥▼「翼とくちばしのある黄色いパンダ」をイメージすればほぼ正解だ、と鳥類学者の川上和人さんが著書に書いている。そんな紹介が要るくらい知られていない▼それも道理で、メグロは本州から約千キロも離れた小笠原諸島にしかいない。とても希少な日本固有種。東京固有の鳥としては唯一。価値の割には粗略にされている▼日本の国鳥はキジ、福井県の県鳥ならツグミ。そう決まっているように東京も「都民の鳥」を定めている。それがメグロならいい。が、ユリカモメになっているのが一つの問題▼都民によるはがき投票で決まったのは、1965年。それがメグロの不運だった。当時の小笠原諸島がまだ米国の統治下にあったために、投票候補の10種の鳥に加われなかった▼ユリカモメでいけない法はない。古来「都鳥」とうたわれた由緒を持っているし、敦賀などいくつかの市の象徴にもなっている。ただ、都民の鳥となればどうだろうか▼投票から50年以上。そろそろ交代してはどうか、と言うのが先の川上さんである。小池百合子都知事は元環境相。小笠原は世界自然遺産の島。メグロ保護の条件はそろっている。酉(とり)年の名残に交代論に賛同する。
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/272502

http://archive.is/3Aqlq

posted by BNJ at 10:39 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: