2017年12月19日

風力発電の中止求め意見書 滋賀、岐阜のイヌワシ保護【産経ニュース2017年12月19日】(既報関連ソースあり)

絶滅危惧種に指定されているイヌワシ(須藤一成さん撮影・日本イヌワシ研究会提供)
 滋賀、岐阜県境で建設計画の進む風力発電施設が絶滅危惧種イヌワシの生息に影響する恐れがあるとして、保護や調査に取り組む団体「日本イヌワシ研究会」(東京都豊島区)が19日、事業の中止を求める意見書を滋賀県と岐阜県に提出した。
 施設はジャパン・リニューアブル・エナジー(東京)が滋賀県米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる地域で建設を計画。意見書では、同研究会が現地周辺で複数確認しているイヌワシやクマタカが風車に衝突死する危険性を指摘している。須藤明子副会長は「開発で環境が変われば餌不足で子育てできない可能性もある」と話している。
http://www.sankei.com/west/news/171219/wst1712190027-n1.html

滋賀)米原市、岐阜県境に風力発電計画・東京の事業所【朝日新聞デジタル2017年12月21日】
風力発電建設予定地
 米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる山林に、東京の再生エネルギー会社が大型の風力発電施設の建設を計画していることが分かった。環境アセスメント手続きの第1段階の「環境配慮書」が滋賀、岐阜両県や米原市などに提出されているが、計画地は国の天然記念物イヌワシの生息地にあり影響が懸念されそうだ。

 建設を計画しているのは「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(東京都港区)。配慮書によると、建設予定地は山林164・4ヘクタール。発電機は最大7基で、出力は最大2万3800キロワット。1基の高さは約118〜150メートル、羽根の回転直径は約80〜108メートル。2021年度の稼働を目指すという。

 配慮書では施設から1キロ圏内に家屋が94戸、2キロ圏内に485戸あり、風車の騒音や影について「重大な影響の可能性がある」と認めている。さらにイヌワシや渡り鳥が風車に衝突する「バードストライク」が起こる可能性も認める。しかし、これらは風車の配置や基数などを検討することで回避か低減できるとしている。

 県は今後、専門家らによる審査会を経て来年1月下旬に、環境配慮書に対する知事意見を事業者に提出する予定。(田中昭宏)

「西日本の地域絶滅を加速」
 米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる山林に風力発電施設を建設する計画について、日本イヌワシ研究会(事務局・東京)は19日県庁を訪れ、環境配慮書の段階で風力発電施設の建設計画を中止するよう意見することを求める意見書を三日月大造県知事あてに提出した。意見書では、計画がイヌワシやクマタカの生息環境を「著しく損なう可能性が高い」と主張。とくにイヌワシについては「西日本の地域絶滅を加速しかねない」と訴えている。

 研究会は1981年の発足以降、ニホンイヌワシの調査・研究と保護に取り組んでいる。

 研究会によると、今回の事業の実施想定区域から10キロ圏内に2つがいのイヌワシの巣があり、うち1つがいは定着生息しているという。また、クマタカについても事業の実施想定区域から2キロの範囲内に4つがいほどが生息していると推測できるという。

 事業が進むと、衝突死が起きたりエサ場が失われたりする可能性があるという。須藤明子副会長は「イヌワシは現在、西日本で20つがいしか定着生息していない。1つがいでも失われる重みは大きい」と話す。(真田嶺)
https://www.asahi.com/articles/ASKDM3VT0KDMPTJB00B.html

http://archive.is/AkOUY
http://archive.is/Fa4YJ

風車計画にイヌワシ衝突恐れ 滋賀の生息地、発電用7基【京都新聞2017年12月11日】

岩手の風力発電、見直しを イヌワシに影響と環境省【共同通信2017年12月8日】
岩手)風力発電計画、イヌワシ生息に悪影響?【朝日新聞デジタル2016年12月20日】
環境省、岩手県での風力発電事業に意見 イヌワシに影響ある場合は見直しを【環境ビジネスオンライン2016年10月15日】

衝突死した「オジロワシ」山積み写真 風力発電とバードストライク【J-CASTニュース2017年11月15日】
北方4島の風力発電、貴重な野鳥の衝突死に懸念【読売新聞2017年11月4日】

イチからオシえて バードストライクを防ぐ 風力発電所設置に手引 飛行経路調査【毎日新聞2017年5月10日】

バードストライク 風車に鳥衝突、よそ見原因か 餌につられ、視線下に NPO調査【毎日新聞2017年1月29日】
洋上風力発電 生態系への影響探る 新潟西区でシンポ【新潟日報モア2016年12月7日】
国内最大級の風力発電容認 鳥への配慮条件 環境省【朝日新聞デジタル2016年9月28日】
風車230基の計画!〜地元参加と透明性を 北海道北部、大型風力計画への期待と課題 吉田文和【WEB RONZA朝日新聞社2016年9月12日】
風車に野鳥衝突 防止策探る絶滅危惧種オジロワシも被害【読売新聞2016年9月12日】
北海道の風力発電事業2件に環境大臣意見 希少猛禽類のため、1基は設置中止【環境ビジネスオンライン2016年9月7日】
野鳥検知、衝突を回避 風力発電促進へシステム開発【どうしんウェブ2016年8月6日】
海ワシ類のバードストライク防止策 環境省、風力発電向けの手引き書を作成【環境ビジネスオンライン2016年6月29日】
環境省_「海ワシ類の風力発電施設バードストライク防止策の検討・実施手引き」の策定に関する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)【環境省報道発表資料2016年4月26日】
風車と鳥類の衝突を自動検知、洋上風力にも使える遠隔監視システム【スマートジャパン2016年4月19日】

posted by BNJ at 20:48 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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