2017年12月26日

風力発電にイヌワシ衝突の恐れ…計画中止の声も【読売新聞2017年12月26日】(既報関連ソースあり)

 民間企業が大規模風力発電施設の建設を計画する滋賀県米原市と岐阜県関ヶ原町にまたがる山林に、絶滅危惧種のイヌワシが生息しているとして、保護活動に取り組む「日本イヌワシ研究会」(東京都)が事業の中止を求めている。

 「発電用風車にイヌワシが衝突死(バードストライク)する恐れがある」などと主張し、滋賀、岐阜両県や米原市、関ヶ原町などに中止を勧告するよう意見書を提出した。

 建設は全国で再生可能エネルギー事業を展開する「ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)」(同)が計画。両市町の山林164・4ヘクタールに高さ最大150メートルの風車を7基設置する。最大出力は2万3800キロ・ワットで、2021年度の運用開始を目指す。既に11月10日に環境影響評価法に基づく環境配慮書を県に送付している。

 同研究会によると、滋賀県内にはイヌワシのつがいが6組生息。うち1組が計画地の半径10キロ以内で確認されているという。同じ絶滅危惧種のクマタカも、同2キロ以内に4組いるとみている。

 また、県が定めた「イヌワシ・クマタカ保護指針」でも、計画地がイヌワシ・クマタカの保護および生息環境保全ゾーンに含まれているという。

 同研究会は19日に三日月知事宛てに意見書を提出。「風力発電事業計画はイヌワシ、クマタカの生息環境を著しく損なう可能性が高い」と指摘し、「特にイヌワシは西日本での絶滅を加速しかねず、中止の勧告を求める」としている。

 JREは指摘に対し、「事業を進める方向で準備しているが、意見書の内容については十分検討し、対応を判断したい」とコメントしている。

 計画は現在、環境影響評価法による審査の段階で、来年1月下旬にも三日月知事が意見を表明する見通し。その後、方法書、準備書の届け出という手続きを経ていく。県自然環境保全課は「貴重な意見として、しっかり受け止め、今後の手続きの参考としたい」と話している。(川本修司)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20171226-OYT1T50010.html

http://archive.is/JAQj3

風力発電の中止求め意見書 滋賀、岐阜のイヌワシ保護【産経ニュース2017年12月19日】

風車計画にイヌワシ衝突恐れ 滋賀の生息地、発電用7基【京都新聞2017年12月11日】

岩手の風力発電、見直しを イヌワシに影響と環境省【共同通信2017年12月8日】
岩手)風力発電計画、イヌワシ生息に悪影響?【朝日新聞デジタル2016年12月20日】
環境省、岩手県での風力発電事業に意見 イヌワシに影響ある場合は見直しを【環境ビジネスオンライン2016年10月15日】

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北方4島の風力発電、貴重な野鳥の衝突死に懸念【読売新聞2017年11月4日】

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バードストライク 風車に鳥衝突、よそ見原因か 餌につられ、視線下に NPO調査【毎日新聞2017年1月29日】
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風車と鳥類の衝突を自動検知、洋上風力にも使える遠隔監視システム【スマートジャパン2016年4月19日】

posted by BNJ at 11:40 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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