2017年12月29日

追跡 コウノトリ繁殖へ議論 雲南・西小「価値ある教材」 /島根【毎日新聞2017年12月29日】(既報1ソース)

コウノトリがすみやすい環境について話し合った「雲南圏域ワーキング」=島根県雲南市役所で、山田英之撮影
 「斐伊川水系生態系ネットワーク協議会」(事務局・国土交通省出雲河川事務所)は、国の特別天然記念物・コウノトリなどが安定して生息できる環境づくりを検討する作業部会「雲南圏域ワーキング」を発足させた。26日に雲南市役所であった初会合では、地元住民や学校関係者らが2年連続のひな誕生に期待し、来春の繁殖に向けた課題を話し合った。【山田英之】

 初会合で佐藤仁志・日本野鳥の会副会長は「コウノトリは貴重な鳥というだけでなく、地域おこしへの価値が非常に高い。雲南市や県は積極的に関与してほしい」と要望した。

 コウノトリが営巣した同市大東町の住民組織「春殖(はるえ)地区振興協議会」の会長、石川幸男さん(72)は地元の要望で、ハンターの誤射で死んだ母鳥の標本が、大田市の県立三瓶自然館で年度内に展示される見通しを明らかにした。

 父鳥「げんきくん」は11月から雲南市に戻っており、石川さんは「雌と仲良くしている姿が目撃されている。また巣作りしてくれたら、来年も盛り上がる」と期待する。

 コウノトリを「先生」と考えて総合学習のテーマにしている市立西小学校(同市大東町仁和寺)の和田邦子校長は学校の取り組みを紹介した。生き物への愛着や人間との共存、郷土愛などの課題を考えられることから和田校長は「教材として大きな価値があると感じた」と語った。

 児童は校区内の住民に、餌になる生き物が生息できるように田んぼに水をためる▽巣の材料になる木の枝を確保▽農薬を減らす−−などコウノトリと共生できる地域にすることを呼びかけるチラシを配布。来年度は全学年がコウノトリの歴史や生態を学ぶという。

 三瓶自然館で鳥類を担当する星野由美子企画幹は「早ければ来年2月下旬から繁殖に向けた活動が始まる。観察方法や情報発信の仕方をどうするか、残された時間は約2カ月しかない」と指摘した。
https://mainichi.jp/articles/20171229/ddl/k32/100/355000c

コウノトリで雲南に活力【読売新聞2017年12月27日】
◇官民で地域づくり初会合

 国の特別天然記念物・コウノトリが飛来する雲南市周辺の環境を守り、コウノトリをシンボルとした地域づくりを考えようと、官民でつくる協議会が設立され、市役所で26日、初会合が開かれた。市の担当者や住民、学校関係者ら約20人が参加し、意見を交換した。

 国土交通省出雲河川事務所が今月1〜3日に行った調査では、今年3月に同市大東町春殖はるえ地区で営巣し子育てをした「げんきくん」など、5羽が計9回にわたって確認された。

 市役所での初会合で、同地区振興協議会の石川幸男会長(72)は、餌場を作ろうと住民が耕作放棄された田んぼ約20アールの雑草を刈って水をはり、ドジョウを放したことを紹介。「餌場づくりなどのためにボランティア団体を組織してはどうか」と提案した。

 生態調査などを授業に取り入れている市立西小学校の和田邦子校長は、繁殖や子育て時期に驚かせないようにと、児童の提案で、来年から運動会の開催時期を春から秋に変更したことを説明。「コウノトリを教材にすることで地域に愛着を持ち、自分で課題の解決法を考えられる人材を育成できる」と意義を説いた。

 協議会は今後、餌場の確保や観賞マナーに関する啓発活動、PR方法などを検討する。西村健一・市地域振興課長は「希少種を守ることを重視した上で、地域の活力につながる方策を探りたい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20171226-OYTNT50153.html

http://archive.is/3uPXE
http://archive.is/VzG2G
水辺環境の価値に着目 東北生態系ネットワーク推進協が初会合【河北新報オンラインニュース2017年12月15日】
コウノトリ保護へ 野田市の事例紹介 都内でシンポ【千葉日報ウェブ2017年11月24日】
コウノトリやツルを吉野川流域の多様な生態系のシンボルに(徳島県)【NNNニュース2017年10月19日】

posted by BNJ at 22:03 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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