2018年01月13日

「かいぼり」効果、井の頭池で水鳥の繁殖盛んに【読売新聞2018年1月13日】

エビを捕まえ、ヒナに食べさせるカイツブリのペア(2017年6月13日、井の頭池で撮影)=八木さん提供

八木愛さん

 東京都立井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)の井の頭池に生息する水鳥・カイツブリの繁殖が盛んになっていることが、認定NPO法人「生態工房」(武蔵野市)の調査でわかった。

 池では水を抜いて水質を改善させる「かいぼり」を実施しており、在来種のエビや小魚などの餌が豊富になったことが要因とみられる。関係者は「本来の生態系に戻れば」と期待を寄せている。

 井の頭池のかいぼりは、水質浄化と外来種の駆除を目的に2013、15年度と2回実施。先月末からは3回目が始まり、13、14日は池の生き物を都民らが捕まえ、外来種と在来種により分けるイベントが行われる。

 同園で野鳥の調査などを行っている生態工房では、2回のかいぼり後の16、17年の繁殖期(4〜8月)にカイツブリの調査を実施。17年は6つがいの繁殖行動が確認されて33羽のヒナが誕生しており、16年を13羽上回ったという。

 かいぼりによりオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルといった肉食の外来魚が減少。カイツブリの餌となるエビ類やモツゴなど小型の在来魚が増加したことが、繁殖数が増えた要因とみられるという。

 同法人職員、八木愛さん(29)は「餌のレパートリーも増え、カイツブリにとってより餌を得やすい環境に変わってきた」と分析。「ただ水辺に生育するヨシなどの植物が不足しており、カイツブリが身を隠しながら子育てできる環境はまだ整っていない。今後も継続的に調査していきたい」と話している。

 ◆カイツブリ=小型の水鳥で全国に分布。水に潜って小魚などを捕まえる。湖沼で草などを積んで「浮巣」を作って繁殖。初夏になると、ヒナを背中に乗せて泳ぐ姿も見られる。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20180113-OYT1T50039.html

東京)池の水全部抜く! 井の頭池で「かいぼり」【朝日新聞デジタル2018年1月14日】
在来種のニホンスッポンが見つかり、参加者から歓声が上がった=井の頭公園
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 昨春に開園100年を迎えた都立井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)の井の頭池で、池の水を抜く「かいぼり」が行われている。水質を改善し、在来種を保護するのが目的。13日は、ボランティアや行政関係者ら約250人が参加するイベントを開催。親子連れらは、ぬかるみに足をとられながらも網ですくってブルーギルやコイなどの外来種を捕まえた。14日も行われる。

特集:どうぶつ新聞
 公園では昨年末から「かいぼり」の作業を開始。2014年1〜3月と15年11月〜16年3月にも行っており、その成果が今回の捕獲数に表れた。13日はテナガエビやモツゴといった在来種が10種1670匹、外来種が8種308匹。最初の14年の「かいぼり」では外来種が約8割だったが、在来種の割合が回を重ねるごとに大幅に増えている。

 三鷹市から訪れた池下愛士(あいと)君(8)と大竹遼(はると)君(9)は在来種のナマズなどを保護し、「楽しかった」と笑顔を見せた。

 実行委員会メンバーの都による…

残り:324文字/全文:722文字
https://www.asahi.com/articles/ASL1F53Q5L1FUTIL00S.html

【東京】井の頭池、3度目かいぼり 増えた在来種 劇的に生態系回復【東京新聞2018年1月14日】
水槽に展示された生物の説明を聞く来園者=三鷹市で

 都立井の頭恩賜公園(武蔵野市、三鷹市)で十三日に始まった井の頭池での「かいぼり」には、市民ボランティア「おさかなレスキュー隊」の子どもたちなど百人以上が参加し、冷たい池に入って魚取りに挑んだ。二〇一三年度、一五年度に次いで三度目の今回は予想以上に在来種が多く、順調に水質浄化と生態系の回復が進んでいることをうかがわせた。
 「コイつかまえた」「エビもゲット」と子どもたちの歓声が上がる。顔を泥だらけにしながら「スッポンもいたよ」と言う表情は誇らしげだ。約二時間の魚取り。子どもたちは成果が気になる様子で、スタッフに「全部で何匹ぐらいかな」と質問を浴びせていた。
 捕獲した魚などはその場で在来種と外来種に分けて体長などを記録。作業していた市民ボランティア「かいぼり隊」の渡辺博さん(43)=杉並区在住=は「今のところ、八割以上がテナガエビ、ナマズ、ギンブナなど在来種。一回目当時はほとんどが外来種だったから、生態系の回復は明らか。ここまで劇的に変わるとは」とうれしそうに語った。
 過去一、二回目で捕獲された大型の外来魚は今回は見つからなかった。しかし、ブルーギルなど小型のものは捕獲された。池の脇に設けられた展示コーナー「かいぼり屋」では、捕獲したばかりの魚を水槽で展示、隊員たちが解説した。魚取りは十四日以降も行われ、水を完全に抜いた後、今月末から三月初めまで、池の底を天日干しにする。 (鈴木貴彦)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201801/CK2018011402000111.html

http://archive.is/cTXOj
http://archive.is/Vw3Qx
http://archive.is/ss1kK

タグ:カイツブリ
posted by BNJ at 21:26 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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