2018年01月18日

福岡県 人獣共通感染症に注意を 飼い主6割危険性知らず【毎日新聞2018年1月18日】

屋外で生きる猫たち=田後真里撮影
 福岡県内の女性がネコからうつったとみられる感染症で死亡していたことが15日に明らかになり、動物から人に感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」に注目が集まっている。ペットとしてネコを飼う人などが増えているが、感染症の一つについて福岡県が独自調査した結果によると、飼育者の6割がペットから感染する危険性を認識していないとのデータもある。厚生労働省は予防を呼びかけている。

 厚労省は15日、屋外でネコに餌やりをしていた福岡県の60代女性が2016年春、「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で死亡したと明らかにした。16年夏にも野良ネコにかまれた西日本の女性が「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で死亡し、17年夏には徳島県の男性が飼い犬からSFTSに感染している。

 感染の背景の一つに、人と動物の距離が近づいていることが指摘されている。ペットフード協会の全国調査では、イヌ、ネコの室内飼いの割合は増加傾向で、17年は全体の8割を占めた。

 福岡県は昨年度までの2年間、主要な感染症で、皮膚に発疹や水ぶくれを引き起こす「皮膚糸状菌症」について独自に聞き取り調査した。動物病院で同症(疑い例含む)と診断されたペットについて、飼育者にも症状が見られたケースは34.6%にのぼった。個別ではネコ47.0%、イヌ15.8%だった。同症がペットから感染することを「知らない」と答えた飼育者は61.7%にのぼり、リスクを知らずに濃厚接触し、感染したことをうかがわせた。

 別の感染症のパスツレラ症の場合、保菌しているイヌやネコは無症状でも、ひっかかれたり、かみつかれたりした人は傷が化膿(かのう)するなどする。他の病気を併発して死亡したケースもある。厚労省は「動物を触った後は必ず手洗いをし、口移しでの餌やりやスプーンの共用はしない。一緒に寝るのも避けるべきだ。必要以上に不安がらず、正しい知識を持って動物とつきあってほしい」と呼びかけている。【中村敦茂】

ズーノーシス
 動物から人に感染する病気の総称。人獣共通感染症、動物由来感染症とも言われる。狂犬病や鳥インフルエンザ、中東呼吸器症候群(MERS)、エボラ出血熱など世界保健機関(WHO)が把握しているもので200種以上があり、国内で存在するのはこのうち数十種程度とみられる。野生動物のペット化などが背景にあり、世界で新たに発見される感染症の多くをズーノーシスが占める。
https://mainichi.jp/articles/20180118/k00/00e/040/234000c

http://archive.is/ODtwV
人獣共通「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で国内初の死亡例 福岡の60代女性、ジフテリアに似た菌【産経ニュース2018年1月15日】
【暮らし】ペットがうつす病気注意 マダニが媒介、鳥のふんで感染…【東京新聞2017年8月22日】
鳥からうつる「オウム病」 妊婦2人死亡 全国で129人が感染 東京・神奈川で多い【ハザードラボ2017年7月10日】
くらしナビ・ライフスタイル ペット由来の感染症に注意【毎日新聞2017年5月22日】
身近な鳥が感染源 死にも至るオウム病 | 医療プレミア特集 | 藤野基文 | 毎日新聞「医療プレミア」【毎日新聞2017年5月7日】
オウム病、新たに1人の妊婦死亡を確認【産経ニュース2017年4月10日】
ペットと健康に暮らす=「恋人」でなく「友達」関係で【朝日新聞デジタル2016年12月17日】
気をつけよう! 動物からうつる病気はこんなにある!!【毎日新聞「医療プレミア」2016年2月19日】
犬や猫も…身近な動物からの感染症に注意 ペットは清潔に保ち予防を 【SankeiBiz2014年11月9日】

posted by BNJ at 21:51 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: