2018年01月21日

キャンパスへ行こう! 東洋大・川越キャンパス(川越) 生物多様性保つ森に /埼玉【毎日新聞2018年1月21日】

こもれびの森で不要な木を実際に伐採しながら説明を受ける参加者=川越市の東洋大川越キャンパスで
 東洋大川越キャンパス(川越市)は敷地内の「こもれびの森」を多様な生物がすむ里山とするため「こもれびの森・里山支援隊」による森林保全活動に取り組んでいる。毎月1回程度、不要な木の伐採や下草刈り、遊歩道の整備などを週末に進めており、一般からの参加を広く募っている。【キャンパス取材班】

里山支援隊、参加者募る
 1月初旬の土曜日朝、川越キャンパス4号館前に、動きやすい防寒用のジャンパーなどを着込んだ近隣住民や学生らが20人ほど集まった。大半は手袋とスニーカー姿。森林インストラクターの藤野珠枝さんが説明する。「今日はこれまで切った不要な木を集めて(粉砕機で)チップにして歩道に敷く人が半分、もう半分は落ち葉掃きをします」

 こもれびの森は同キャンパス西側にあり、約5ヘクタール。1958年に約160人の所有者から大学が買い取った時、その多くは薪炭(しんたん)採取などに利用される里山だったが、校舎を建てた場所以外はほとんど手を付けずに残された。91年には同キャンパス開設30周年に合わせて「こもれびの道」が整備されたが、その際も道周辺を除き手を入れなかった。

 そこで2014年、建築環境工学や環境保全を専門とする小瀬博之教授らが中心となり、林野庁の交付金を利用して、地域住民らとの共同作業による森の整備が始まった。当初は大学から独立した組織として行われたが、17年度からは大学組織としての活動となった。

 支援隊代表の小瀬教授や藤野さんによると、落ち葉を掃かず、下草を刈らなければ種の芽が出にくく、不要な木を切らないと常緑広葉樹が茂って森が暗くなる。適正管理すれば冬に草の種が残り、冬鳥が餌の種を求めて飛来。日が当たると春先にはいろいろな花が咲き、植物が増えることで昆虫が増え、昆虫が増えれば野鳥も増え、猛禽(もうきん)類の餌場にもなる。こうして元の里山の姿に近付けることで、多様な生物が生息できるという。森には小型猛禽類のツミや、県内で絶滅危惧種に指定されているクツワムシもいる。

 作業にはノコギリやカマなどを扱うが、初心者にも丁寧に使い方や木の切り方を教えてくれる。次回は2月4日(日)、次々回は3月3日(土)の午前8時半〜午後4時(午前のみ、午後のみの参加も可)。汚れてもいい長袖、長ズボン、動きやすい靴に軍手、バンダナ、タオル、飲み物を持参。参加希望は開催日前の木曜日までに小瀬教授(komorebisatoyama@gmail.com)へ。

東洋大
 1887年に井上円了が創立した私立哲学館が起源。97年に東京・白山に新校舎が落成し、1906年に私立東洋大学と改称。20年に私立の冠称が廃止され、49年に新制大学へ移行。61年川越、77年朝霞、97年板倉(群馬)、2017年赤羽台(東京)に各キャンパスを開設。現在、13学部に約3.2万人が学ぶ。川越キャンパスは東武東上線鶴ケ島駅から徒歩約10分。
https://mainichi.jp/articles/20180121/ddl/k11/100/027000c

http://archive.is/5X1dc

タグ:ツミ
posted by BNJ at 21:36 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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