2018年01月25日

カモにレタス食べられ…諫早干拓の農業法人、公社提訴へ【朝日新聞デジタル2018年1月25日】(既報1ソース)

 長崎県諫早市の諫早湾干拓地で営農する農業法人2社が、野鳥の食害で数千万円の被害を受けたとして、土地を管理する県農業振興公社などに損害賠償を求め、近く長崎地裁に提訴する。法人側への取材で25日わかった。

 2社は国営諫早湾干拓事業をめぐる潮受け堤防の開門差し止め訴訟の原告に加わっているが、「訴訟の盾として利用されてきただけ。もう義務はない」と取り下げる方針だという。

 2社は諫早湾干拓地でリース方式による営農が始まった2008年に入植。計約40ヘクタールで露地野菜を中心に栽培している。近年は冬になると堤防内側の調整池などから飛来するカモにレタスやブロッコリーなどが食い荒らされ、多額の被害を受けてきたという。

 公社は複数の営農者からカモ被害の対策を求められ、県や市とともに昨年2月から捕獲に乗り出したが、提訴する1社の社長は取材に、「焼け石に水。被害は収まらない。土地の貸主としての責任を怠っている」と主張している。(堀田浩一)
https://www.asahi.com/articles/ASL1T3DK0L1TTIPE00B.html

諫干営農者 鳥害で長崎県など提訴へ 開門反対も撤回【毎日新聞2018年1月25日】
諫早湾干拓の調整池で羽を休める野鳥の群れ=長崎県諫早市で2018年1月17日午後0時4分、中尾祐児撮影
 国営諫早湾干拓事業(長崎県、諫干)の干拓営農者の農業生産法人2社が24日、野鳥による農産物の食害で約4000万円の被害を受けたとして、農地の貸主の長崎県農業振興公社と国、県を相手に損害賠償(金額は調整中)を求め長崎地裁に提訴することを決めた。2社は諫干の開門差し止め訴訟の原告に加わっていたが、訴えを取り下げる方針も決定した。開門反対で一枚岩だった営農者からの離脱は開門問題の議論に影響を与えそうだ。

 関係者によると、2社は2008年の諫干完成直後から営農を始め計約40ヘクタールでレタスなどの野菜を栽培。毎年冬、諫干堤防内側の調整池などから飛来するカモによる食害が起きており防除などを要請したが、公社=理事長=浜本磨毅穂(まきほ)副知事=や事業主体の国、県は対策を怠ったとしている。

 営農者に1ヘクタール当たり年間約20万円で農地を貸している公社は昨年12月、賃貸契約更新を申請した2社に対し、契約解除を通知し、契約期限の今年3月末までに農地を返還するよう求めた。農地のリース料を滞納した場合に契約を解除できるという同意書に応じなかったことなどが理由だった。

 2社は「食害など自己責任といえない被害が出ているのに(同意書は)一方的。農業を守るために開門に反対してきたのに、地主から『出て行け』と言われ、裏切られた」と反発。土地賃借の有効確認の訴えと、開門差し止め訴訟の原告(営農者は約40法人・個人)から離脱する方針を決めた。淡水の調整池ができたことで多くのカモが飛来するようになった設計上の問題もあるとして今後、開門を求めている漁業者側と連携する可能性もあるという。営農者は反対で一致していると訴えてきた開門反対派には痛手となる。

 諫干を巡っては、開門による漁業不振の原因調査を求める漁業者が10年、福岡高裁で勝訴し、国が上告せずに判決が確定した。一方、農地被害を恐れる営農者らが開門差し止めを請求し、17年4月に長崎地裁で勝訴。国は開門しない方針を表明し、控訴を断念したが、漁業者側が控訴手続きを申し立てている。【中尾祐児】
https://mainichi.jp/articles/20180125/k00/00m/040/158000c

農作物鳥害で諫早営農者 長崎県公社提訴へ 開門差し止め訴訟も脱退【佐賀新聞LiVE2018年1月26日】
 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の干拓地で営農する法人2社が、農地の貸主である県農業振興公社などが野鳥による農作物被害対策を怠り、数千万円の損失が出たとして、損害賠償を求める訴訟を近く長崎地裁に起こすことが分かった。法人側が25日、明らかにした。

 2社は公社に今年3月末での契約解除を通知されている。干拓地運営に対する不満から現在原告として加わっている諫早干拓開門差し止め訴訟からも脱退する方針。今後、開門派の漁業者側に協力するとしている。

 2社は公社から農地を借り、2008年から干拓地で野菜などを栽培してきた。契約は5年ごとに更新するが、公社は昨年12月、期限となる3月末での契約打ち切りを2社に通知した。

 法人側によると、更新に当たり「農地料を滞納した場合は契約解除できる」とする同意書に応じなかったことなどが原因という。提訴する1社の社長は「公社は野鳥被害に十分取り組まないのに、一方的に農地料を求めてくる。こうした姿勢は納得できない」と主張している。
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/174007

http://archive.is/ecqU8
http://archive.is/Pd3QR
http://archive.is/pQpOD
諫早湾干拓事業 営農地の野菜畑、カモ食害深刻 干潟消滅で陸地へ「越冬の餌場に」 /長崎【毎日新聞2016年11月25日】

タグ:鳥害
posted by BNJ at 21:44 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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