2018年01月29日

小笠原の海鳥、固有種でした…103年前の判断に逆戻り【朝日新聞デジタル2018年1月29日】(既報2ソース)

小笠原諸島の固有種だとわかった海鳥(昨年6月、南硫黄島、森林総合研究所提供)

 世界各地にいる「セグロミズナギドリ」に分類されている小笠原諸島の海鳥が、DNA分析の結果、実は固有種だったと、森林総合研究所が発表した。103年前の発見時は固有種とされ、「オガサワラミズナギドリ」と呼ばれたが、この分類で正しかったという。研究者は、名前を元に戻すことも検討すべきだと提案している。

どうぶつ新聞
 この海鳥は体長約30センチで、腹が白くて背が黒く、岩の隙間や地中に穴を掘って集団営巣する。1915年に発見された時は新種の固有種とされ、「オガサワラミズナギドリ」との和名がつけられたが、熱帯から亜熱帯まで世界の島々に広く生息する「セグロミズナギドリ」に外見などが似ていることから、次第にその亜種とされるようになり、74年から和名も「セグロミズナギドリ」になった。

 ところが、11年前の東京都の調査などで小笠原諸島の南硫黄島と東島に推計数千組のつがいがいるとわかり、同研究所などが10羽の血液などをDNA分析した結果、全くの別種で小笠原の固有種と判明した。

 国内では2島でしか繁殖が確認されておらず、環境省のレッドリストですでに絶滅危惧種に指定されている。調査した川上和人・主任研究員は「固有種とわかり、重要性がこれまで以上に高まった。小笠原の名を冠した和名に戻せば、保全意識が高まりやすい」と話している。(三嶋伸一)
https://www.asahi.com/articles/ASL1T6WGML1TUJHB010.html

小笠原諸島 「セグロミズナギドリ」は固有種【毎日新聞2018年1月27日】
外のセグロミズナギドリとは別種で、小笠原諸島の固有種であることが分かった小型のミズナギドリ=森林総合研究所提供
 小笠原諸島に生息し「セグロミズナギドリ」と分類されてきた絶滅危惧種の海鳥が、海外のセグロミズナギドリとは異なる固有種であることがDNA分析で分かったと、森林総合研究所などの研究チームが発表した。同諸島の南硫黄島と東島でしか繁殖が確認されておらず、チームは「絶滅を回避する対策を急ぐ必要がある」と指摘する。

 小笠原の「セグロミズナギドリ」は1915年に新種として発見され、「オガサワラミズナギドリ」という和名がつけられた。固有種と確認されたミズナギドリは体長30センチほどで、一般的なミズナギドリに比べて小さい。しかし、外見がよく似ていることなどから、32年からは大西洋などに広く分布するセグロミズナギドリとして分類されるようになり、日本でも74年以降はセグロミズナギドリと呼ばれてきた。

 研究チームは、2007年に繁殖地として確認された南硫黄島などで捕獲した10羽のミズナギドリのDNAを分析。セグロミズナギドリを含め、世界の他のミズナギドリの仲間と比較した。その結果、どの種とも異なる小笠原の固有種であることが分かったという。

 小笠原のミズナギドリは、外来種のクマネズミに食べられるなどして生息数が減り、南硫黄島で確認されたつがいは数千組、東島には数百組しかいない。川上和人・同研究所主任研究員は「保全の優先度がこれまで以上に高まった。生態には謎も多く、営巣に適した環境などを調べていきたい」と話している。【大場あい】
https://mainichi.jp/articles/20180127/k00/00m/040/266000c

小笠原の海鳥、固有種と判明 繁殖地限られ絶滅危機【産経ニュース2018年1月25日】
 世界に広く分布するセグロミズナギドリと考えられていた小笠原諸島(東京都)の海鳥が、80万年以上前に近縁の種と分かれた同諸島の固有種であることがDNA分析で分かったと、森林総合研究所が25日、発表した。

 大正4年に新種として発見され、オガサワラミズナギドリと呼ばれたが、その後、分類が二転三転した経緯があった。繁殖が確認されているのは無人島の東島と南硫黄島だけで、絶滅の懸念がある。川上和人主任研究員は「オガサワラミズナギドリの名前が復活し、保全が一層進むことを期待する」と話した。

 この海鳥は体長約30センチで、背が黒く、腹が白いのが特徴。個体数が少なく、きちんと分析できなかったため、これまで分類が定まらなかった。2島以外では、外来のクマネズミに襲われるため繁殖が難しいとみられる。

 研究所は、世界各地にすむ35種程度のミズナギドリの仲間のDNAと比較。この海鳥が小笠原の固有種で、太平洋のハワイやフランス領ポリネシアの種と近縁だと判明した。
http://www.sankei.com/life/news/180125/lif1801250056-n1.html

http://archive.is/qLNqd
http://archive.is/ndGzw
http://archive.is/GiM1u

posted by BNJ at 21:26 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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