2018年01月29日

マゼランペンギン保全へ国際協定 上越市、2月にアルゼンチン・チュブト州政府と【新潟日報モア2018年1月29日】

建て替え前の上越市立水族博物館で飼育されていたマゼランペンギン=2017年4月、上越市

 マゼランペンギンの飼育数が世界トップクラスの水族館を所有する上越市が、アルゼンチン南東部にあるチュブト州政府とマゼランペンギンの保全に関する国際協定を締結することが28日、分かった。同州には世界最大のマゼランペンギンの生息地がある。野口和広副市長らが2月初旬に現地を訪れ、協定を交わす見通しだ。

 マゼランペンギンは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。

 協定は、州と市が生態の研究や飼育技術の向上などで長期的に連携するのが狙い。IUCN種の保存委員会で、ペンギン部門の専門家メンバーの上田一生(かずおき)氏=東京・目黒学院高校教諭=が現在、新築中の市水族博物館の監修をしている縁で実現にこぎつけた。

 市は1993年、チリから野生のマゼランペンギン50羽を譲り受け、市水族博物館で繁殖に成功。飼育下では、世界トップクラスの約120羽がいる。

 ただ、高齢化や近親交配による悪影響も懸念されるため、市は協定締結を機にアルゼンチン国内の公的機関の協力を得ながら血統を管理する。また、市内の企業が持つ最先端技術を生息地の環境保護にも生かす考えだ。

 6月にオープンする新水族博物館「うみがたり」では、アルゼンチンの野生環境を再現した展示フロアとともに、国際的な種の保存活動への貢献もアピールする予定だ。

 村山秀幸市長は新潟日報社の取材に対し、「チュブト州とは技術や知識を交換し、一過性ではない取り組みとして進めていきたい」と述べた。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20180129371136.html

http://archive.is/6bORO

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