2018年01月31日

養鶏農家「一段落した」 搬出制限解除 鳥インフル【読売新聞2018年1月31日】

ケースに詰められ出荷される鶏卵(30日、さぬき市の松本ファームで)=松本ファーム提供


 ◇客離れ懸念の声も

 さぬき市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザで、県は30日、養鶏場から半径3〜10キロ圏内に設けた鶏や卵の搬出制限区域を解除し、同圏内からの出荷が自由に行えるようになった。養鶏農家は「一段落した」と安堵あんどしたが、一部で買い控えもあり、先行きを不安視する声も聞かれた。感染経路については渡り鳥による可能性が高く、国が調査を進めている。(岡田英也、伊藤孝則)

 県は発生養鶏場の防疫作業完了後、3キロ圏内の農場で感染がいないか調べる清浄性確認検査を実施。いずれも陰性結果が出たため、搬出制限区域を解除した。今後も問題がなければ、2月5日にも3キロ圏内の移動制限区域を解除する。

 3〜10キロ圏内にある18農場(県内)は搬出制限を受けたものの、多くの農場は消毒の実施など条件を満たし、国から許可を得て、出荷を続けてきた。

 鶏卵を販売する10キロ圏内の養鶏業者は「搬出制限の解除は、収束に向けた一つの動きでほっとしている。売り上げはわずかに落ちたが、大きな影響はなかった。このまま完全に収束してほしい」と話した。

 生活協同組合コープかがわ(高松市)によると、組合員からの注文で配達する共同購入事業では、発生直後に3%ほど鶏卵の注文が減ったが、今は通常に戻っている。県内15店舗の販売に影響はなく、担当者は「消費者も冷静に受け止めたのでは」と分析する。

 一方、鶏卵などを直売する10キロ圏内の養鶏場「松本ファーム」(さぬき市)は売り上げは2割減のままだ。大寒の日(20日)の卵は縁起物として毎年注文を断るほどの人気だったが、今年は1件しかなかった。松本光弘社長(44)は「卵は安全なのに注文が減ってしまった。制限が解除されても、一度離れたお客さんが全て戻ってくるとは限らない」と心配する。

 ウイルスの感染経路は、渡り鳥が介在した可能性が高い。今回のウイルスは高病原性の「H5N6亜型」。農研機構動物衛生研究部門(茨城県)が詳しく解析したところ、昨冬に欧州で流行したウイルスとシベリアのウイルスとが混合したものと判明した。

 発生養鶏場の近くにはため池などの水辺があり、ウイルスを持った野鳥が飛来した可能性もあるが、県畜産課は「現時点で養鶏場や周辺で渡り鳥の死骸は見つかっていない」とし、鳥からネズミなどの野生動物やフンを踏んだ人を介して持ち込まれた経路も考えられるという。

 渡り鳥による県内への侵入リスクは春まで高く、県は、鶏舎に小動物が侵入しない対策や消毒の強化、人の着替えなど衛生管理の徹底を呼びかけている。

 県養鶏協会の久利俊二事務局長は「昨年末に研修会を開いたばかりで、消毒や多数の死亡羽が見つかった場合の県への通報など周知を行っていた。養鶏場には外国人従業員も多く、全員が対策を順守できる環境をつくりたい」と強調する。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20180131-OYTNT50100.html

http://archive.is/mlbZW

鳥インフル、搬出制限解除 徳島県内農家は警戒緩めず【徳島新聞2018年1月30日】

posted by BNJ at 11:05 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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