2018年02月03日

天竜浜名湖鉄道浜名湖佐久米駅のユリカモメをめぐる報道について【報道の検証2018年2月3日】

ユリカモメ「PRしたいのに」 浜松、鳥インフル対策で“自粛”【静岡新聞アットエス2018年1月17日】
飛び交うユリカモメの群れ=2017年12月下旬、浜松市北区三ケ日町の天竜浜名湖鉄道浜名湖佐久米駅
 越冬するユリカモメの飛来地として知られる浜松市北区三ケ日町の天竜浜名湖鉄道浜名湖佐久米駅に今季も大群が押し寄せている。カモメへの餌付けが観光客に人気だが、2016年末に全国で鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、県が昨季から自粛を要請。餌を求めるカモメが車両の周辺を飛び交う光景は見応え十分だが、観光関係者は「売り出したくても売り出せない」と頭を悩ませる。 天浜線は県の方針を受けてカモメを表紙に使ったパンフレットを回収した。ただ、観光客の関心は高く、12月ごろから飛来状況の問い合わせが同社に相次ぐ。沢井孝光営業部長は「飛来状況は伝えている。本当は観光として案内したいが難しい」と明かす。
 同区細江町の奥浜名湖観光協会は会員制交流サイト(SNS)で例年通り情報発信。荘司哲事務局長は「『ふれあい』『餌やり』といった表現は避けた。飛来しているのは事実なので、見て楽しむ分には問題ないのでは」と説明する。
 自粛も徹底はされていない。約20年前から餌やりを続ける笹田順嗣さん(68)は「県の考えは分かるが、飛来しているのにあげないわけにはいかない」と強調する。始めた当初は数十羽だったが、年々カモメが増え、いつしか地域の名物になった。県の要請を受けた昨季は給餌を中止。今季は量を例年の5分の1ほどに減らしている。
 写真愛好家は例年通り駅に集まり、撮影のチャンスを狙う。一部には持参した餌を与える人も。浜名湖沿岸にはカモメとのふれあいを売りにする別の地域もあり、「佐久米駅だけ自粛を求められるのは不公平だ」と不満がくすぶる。県自然保護課の担当者は「個人の餌やりの規制まではできないが、鳥が習性として覚えてしまわないよう大規模な給餌は控えてほしい」と理解を求める。

 <メモ>給餌により野鳥の大群が一度に集まると、野鳥間で鳥インフルエンザの感染リスクが高まるほか、感染した野鳥のふんを踏んだ観光客がウイルスの運び役になる可能性がある。2016年度の鳥インフルエンザが給餌により水鳥が密集した場所で続発したのを受け、環境省は17年10月に改定した対応マニュアルに、鳥獣への安易な餌付けの防止を盛り込んだ。国や都道府県は餌付け防止の普及啓発に積極的に取り組むよう求められている。
http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/447186.html
http://archive.is/77Jjz


先日このような報道がありました。
ユリカモメへの給餌が名物となっていたが、鳥インフルエンザの流行を機に自粛の流れに、という話です。
記事内容から観光協会も給餌を観光資源としていたことが読み取れます。
実際、以下のような報道がされてきました。
すでに野生動物への給餌が様々な問題を誘発することが報じられている時期であり、これらは軽率な報道言わざるを得ません。
餌付けを好意的に報道するメディアは現在も多く、見識の向上が望まれます。

【鉄学しましょ】カモメの魔術師 木村裕子【東京新聞2016年2月17日】
 カモメの魔術師ともいえる男性がいる。静岡県を走る天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅(浜松市)ホームに、多い日には800羽のカモメを集める。駅近くですし店を営む笹田順嗣さんだ。
 約20年前、駅舎内の娘さんの喫茶店で余ったパンの耳をあげたのがきっかけ。以来、毎年11〜3月に1日4回、シベリアから渡ってくるユリカモメにボランティアで与え続けた。結果、かなりの数がやってくるようになった=写真。
 誰もができることではない。笹田さんが入院してエサやりができなくなった時、アルバイトを雇った。同じ時間、同じパンを与えていたのに、日に日にカモメの数が減り、とうとう駅から姿を消してしまったのだ。退院後に笹田さんが再開すると、戻ってきたという。
 笹田さんは「自分の子どものようにかわいい。あの子は今年で9年目だよ」と、私の目では全く違いが分からない1羽を指さしてほほ笑んだ。1日40斤分のパンの耳を与え、足りなくなると鉄道会社が寄付してくれる。1日の乗降客20人程度だった駅が、多い日は1200人の観光客が訪れるように。笹田さんは、カモメだけでなく人も集め笑顔にする魔術師だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tetsugaku/list/CK2016021602000203.html
http://archive.is/MDpqc


浜松の「浜名湖佐久米駅」にユリカモメの大群 頭の上に止まるシーンも【浜松経済新聞2016年1月5日】
浜名湖佐久米駅に飛来するユリカモメ

 天竜浜名湖鉄道の「浜名湖佐久米駅」(浜松市北区三ヶ日町、TEL 053-925-2276)に現在、ユリカモメの大群が飛来している。

ユリカモメの世話をする浜名湖佐久米駅・駅長の笹田順嗣さん

 同駅では、毎年11月〜3月にかけてユリカモメの大群が飛来。ピークは1月下旬から2月上旬で、最大約800羽のユリカモメがやってくるという。11月になると同駅の駅長である笹田順嗣さんがユリカモメの餌付けを開始。渡り鳥であるユリカモメは、冬になると水温が下がり魚を捕ることができないため、笹田さんの与える餌を食べにやってくるという。

 駅に併設されている喫茶店「かとれあ」では現在、観光客向けに餌を販売しており、ユリカモメに餌をやることができる。もともと餌は販売していなかったが、ユリカモメを見に来る人に楽しんでもらうために100円で餌の販売を始めたという。

 笹田さんは観光客に撮影を楽しんでもらうためにさまざまな工夫を凝らす。10時32分、10時47分、14時27分、14時47分に同駅着の4回の電車では、電車とユリカモメを一緒に撮影できるように笹田さんが、電車が来る瞬間に餌でユリカモメを引き寄せる。ほかにも、カモとユリカモメが一緒に撮れるように湖に餌を投げたり、観光客と撮影者とユリカモメが一緒に撮れるように鏡を設置したりしている。今年は笹田さんが頭にユリカモメが乗るようにするための餌付けも始めたという。

 「楽しくユリカモメと触れ合うためには、路線に餌を投げ込まないなどのルールを守る必要がある。ルールを守ってもらい、毎年続けられるようにしたい」と笹田さん。「寒い日に来ると多くのユリカモメが見られる。来て楽しんでもらえれば」とも。

 「かとれあ」の営業時間は8時30分〜19時。
http://hamamatsu.keizai.biz/headline/1526/
https://archive.is/xdaNz


(ひとえきがたり)浜名湖佐久米駅 静岡県、天竜浜名湖鉄道 800羽の白い群れは冬限定【朝日新聞デジタル2015年2月10日】
 ◇浜名湖佐久米(さくめ)駅

 浜名湖畔の小さな無人駅に、冬になると白い大群が舞い降りる。その正体はユリカモメ。4千キロ離れたシベリアから渡ってくる。多いと800羽にもなり「ギィーギィー」という鳴き声が響き渡る。

 17年前、近くですし店を営む笹田順嗣さん(65)が餌付けを始めた。今ではすっかり冬の風物詩。笹田さんは「カモメ駅長」として親しまれている。

 鳥たちがシベリアに帰る3月末まで、休日ともなればホームは見学者であふれる。浜松市の主婦、渡辺みどりさん(46)は週1回は足を運び、ユリカモメの写真をブログで紹介している。「寒くなるとユリカモメ日和。ソワソワするの」

 よく晴れた週末。笹田さんが大袋を抱えて駅にやってきた。中にはパンの耳が40斤分。1日2回の餌やりで週に8、9袋を使い切る。「今日はあったかいで、少ないなあ」。ユリカモメは気温が低く風の強い日を好むという。餌やりに来た子どもたちが残念そうな顔をした。それでも笹田さんがパンを高く掲げると、鳥たちは器用にくわえて飛び去っていく。「脚が黄色いのはまだ若い鳥だで、優しくしてやらにゃ」。笹田さんの注意を聞いて、子どもたちも後に続く。

 4年前、1週間ほど入院した笹田さんに代わって知人が餌やりをしようとしたが、ユリカモメは姿を見せなかったそうだ。「賢いから、人の顔をよく覚えとるんだわ」。これからも体が動く限り続けていくつもりだ。(永井美帆)

 ■沿線ぶらり

 天竜浜名湖鉄道は掛川駅(静岡県掛川市)と新所原駅(湖西市)を結ぶ67.7キロ。

 38駅中10駅に飲食店を併設。新所原駅には駅のうなぎや やまよし(電話053・577・4181)がある。うな丼(1300〜2100円)は弁当にもできる。[火]休み。

 気賀駅から徒歩3分に気賀関所(電話523・2855)が復元されている。東海道のわき街道で、「入り鉄砲に出女」を調べる厳しい関門だった。身分の高い女性も多く通行したことから「姫街道」と呼ばれ、4月にはその行列を再現した祭り「姫様道中」も行われる。

 ■興味津々

 駅務室を改装した喫茶店かとれあ(電話053・526・1557)では餌(100円)や記念入場券(160円)を販売。ユリカモメを間近で眺められ、オリジナル商品=写真=も。[前]8時半〜[後]7時。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11595395.html
https://archive.today/erW3D


(ひとえきがたり)浜名湖佐久米駅 静岡県、天竜浜名湖鉄道 800羽の白い群れは冬限定【朝日新聞デジタル2015年2月10日】
 ◇浜名湖佐久米(さくめ)駅

 浜名湖畔の小さな無人駅に、冬になると白い大群が舞い降りる。その正体はユリカモメ。4千キロ離れたシベリアから渡ってくる。多いと800羽にもなり「ギィーギィー」という鳴き声が響き渡る。

 17年前、近くですし店を営む笹田順嗣さん(65)が餌付けを始めた。今ではすっかり冬の風物詩。笹田さんは「カモメ駅長」として親しまれている。

 鳥たちがシベリアに帰る3月末まで、休日ともなればホームは見学者であふれる。浜松市の主婦、渡辺みどりさん(46)は週1回は足を運び、ユリカモメの写真をブログで紹介している。「寒くなるとユリカモメ日和。ソワソワするの」

 よく晴れた週末。笹田さんが大袋を抱えて駅にやってきた。中にはパンの耳が40斤分。1日2回の餌やりで週に8、9袋を使い切る。「今日はあったかいで、少ないなあ」。ユリカモメは気温が低く風の強い日を好むという。餌やりに来た子どもたちが残念そうな顔をした。それでも笹田さんがパンを高く掲げると、鳥たちは器用にくわえて飛び去っていく。「脚が黄色いのはまだ若い鳥だで、優しくしてやらにゃ」。笹田さんの注意を聞いて、子どもたちも後に続く。

 4年前、1週間ほど入院した笹田さんに代わって知人が餌やりをしようとしたが、ユリカモメは姿を見せなかったそうだ。「賢いから、人の顔をよく覚えとるんだわ」。これからも体が動く限り続けていくつもりだ。(永井美帆)

 ■沿線ぶらり

 天竜浜名湖鉄道は掛川駅(静岡県掛川市)と新所原駅(湖西市)を結ぶ67.7キロ。

 38駅中10駅に飲食店を併設。新所原駅には駅のうなぎや やまよし(電話053・577・4181)がある。うな丼(1300〜2100円)は弁当にもできる。[火]休み。

 気賀駅から徒歩3分に気賀関所(電話523・2855)が復元されている。東海道のわき街道で、「入り鉄砲に出女」を調べる厳しい関門だった。身分の高い女性も多く通行したことから「姫街道」と呼ばれ、4月にはその行列を再現した祭り「姫様道中」も行われる。

 ■興味津々

 駅務室を改装した喫茶店かとれあ(電話053・526・1557)では餌(100円)や記念入場券(160円)を販売。ユリカモメを間近で眺められ、オリジナル商品=写真=も。[前]8時半〜[後]7時。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11595395.html
https://archive.today/erW3D


静岡県浜松市に "かもめの駅長"の呼ぶゆりかもめが大群で訪れる駅がある!【マイナビニュース2013年2月7日】
ゆりかもめの大群が見られる天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅
静岡県浜松市にある天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅。この浜名湖に面したのどかな駅で、電車の車両を取り囲むようにゆりかもめの大群が訪れる風景が見られる。

浜名湖佐久米駅でゆりかもめが電車をお出迎え

ゆりかもめに餌をやる"かもめの駅長"こと笹田順嗣さん
電車にゆられて駅に着くと、たくさんのゆりかもめが一斉に出迎えてくれる。窓の外には白いゆりかもめの大群――輝く浜名湖を背景に、何とも美しい光景だ。電車を降りてみると、車両の先頭付近にゆりかもめが集まってきている。

このゆりかもめたちを呼んでいるのは、同市で寿司屋「笹すし」を営む笹田順嗣さん。同駅にちょうど電車が来る時間帯に餌をまいてゆりかもめを集め、乗客たちを楽しませる。

娘が同駅構内で始めた喫茶「かとれあ」で余ったパンをゆりかもめに食べさせていたことをきっかけに、14年前から始めた。「地元の天浜線(天竜浜名湖鉄道)の集客の力になれば」と、ゆりかもめが飛来するシーズンは毎日休まず、ボランティアで餌付けを行う。そんな姿が、地元の人から"かもめの駅長"として親しまれているのだとか。

シーズンは11月〜3月、時間は10時・14時台の合計4回
このゆりかもめの大群が見られるのは、毎年11月から3月頃まで。電車の時刻は10時台の2回(下り10時32分、上り10時52分)、14時台の2回(下り14時28分、上り14時50分)。電車の停車時間は通常15秒ほどだが、このシーズンに限っては乗客にゆりかもめの訪れる風景を楽しんでもらおうと1分間とまっている。

笹田さんによると、気温が低いときほど餌をとれなかったゆりかもめの数は多く、600羽〜700羽が訪れることもあるそうだ。

乗客はこの時間にホームに降り立って、また電車の中から、思い思いにこの風景を楽しむ。駅にいてこの時間帯を待っている人もいるという。カメラを持った鉄道ファンや観光客も多く訪れている。


車内からもゆりかもめの飛来が楽しめる 浜名湖へと飛び立つゆりかもめたち
天竜浜名湖鉄道は、掛川駅(静岡県掛川市)から新所原駅(愛知県豊橋市)を結ぶ全長67.7kmのローカル線で、地元では「天浜線」と呼ばれ親しまれている。車窓からは、やさしい田園風景や雄大な浜名湖など、どこかなつかしい風景を楽しむことができる。ゆりかもめの大群、そしてかもめ駅長に会いに、天浜線の電車の旅に出掛けてみてはいかがだろうか。
https://news.mynavi.jp/article/20130207-hamanakosakume/
http://archive.is/h8rZ3

posted by BNJ at 15:58 | Comment(0) | 報道の検証 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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