2018年02月03日

カワセミ 撮って庄下川守る 貴重な鳥、みんなで記録 尼崎の粟野さん写真募集、5月に展示も予定 /兵庫【毎日新聞2018年2月3日】

「カワセミ写真記録プロジェクト」を始めた粟野真造さんが2017年12月11日朝、兵庫県尼崎市を流れる庄下川のほとりで撮影したカワセミ=粟野さん提供

 自然と人が共生するまちづくりに向けた活動をする「浜・川・山の自然たんけん隊」事務局長の粟野真造さん(58)が、尼崎中心部を流れる庄下川に飛来したカワセミの写真を募集している。「空飛ぶ宝石」とも呼ばれるカワセミは、かつて公害で苦しんだまちの自然回復のシンボル。写真を撮影しながら庄下川の「復活」を体感してもらうことで「市民参加型で、環境を守っていくことにつながれば」と粟野さんは話している。【高尾具成】

 粟野さんは、庄下川ほとりの特別養護老人ホーム西長洲荘(西長洲町)でケアマネジャー(介護支援専門員)の主任を務め、日本野鳥の会会員や日本自然保護協会・自然観察指導員でもある。

 2016年11月。庄下川沿いを歩いていた際に青く瑠璃色に光る物体が視野の片隅をかすめた瞬間、「まさか!」と思った。庄下川は大正期から高度成長期にかけてヘドロがあふれ、悪臭も漂った。約35年前に初めて川を見た粟野さん自身がそういう印象だったので、「水のきれいな証し」のカワセミがこの川に存在していることをすぐに信じることはできなかった。

 以後、毎日のようにカメラを手に川沿いを歩くようになり、確信に変わったのは昨年1月末。川の護岸に架かる鉄製のはしごに止まり、何度も魚を狙って川面にダイビングするカワセミを発見し、夢中でシャッターを切った。その後も何度か飛ぶ姿を目撃し、同年3月に再び職場近くでカワセミを撮影した。

 そして、昨年12月11日朝、これまでで最も近距離で撮影に成功し、粟野さんは「阪神カワセミ写真記録プログラム」を始めることにした。5月のバードウイークに向けて募り、展示する予定だ。

 粟野さんの調査では、庄下川の水質が改善され、現在、25種類の野鳥を確認している。

 カワセミの飛来と併せ、コイや亀などの外来種の増加やごみのポイ捨て、ポイ捨てゴミが海に流れてマイクロプラスチックゴミとなり、生き物の脅威になっている問題なども考えるきっかけになればと願っている。

 「なかなか撮影できない貴重な鳥を、みんなで記録することで見守り、冊子やパネルにして地域の子どもたち、老人ホームや在宅の要介護高齢者らに見せたい」

 「阪神カワセミ写真記録プログラム」の写真データは、メール添付で粟野さん(awaumi22@wi.kualnet.jp)まで。日時、場所、撮影者の氏名・電話・住所とひとことを明記。締め切りは4月10日。

〔阪神版〕
https://mainichi.jp/articles/20180203/ddl/k28/040/398000c

http://archive.is/UJiHo

タグ:カワセミ
posted by BNJ at 20:46 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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